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フォンス・フローリス古楽院は、西欧中世・ルネサンス・バロックの時代の音楽を、主に歌のアンサンブルを中心として実践する人たちのための学びの場です。古い音楽にふさわしい発声の基本、記譜法、声と声によるアンサンブル、言語の感覚、音楽史の知識、そして古い音楽の持つ深い霊性と高貴な精神性を、様々な楽曲を通してともに楽しみながら学んでいきましょう
本年度は、オンライン講座で始まりますが、夏以降に対面講座を再開いたします。
いくつかの講座は、前期・後期の2期制となっており、後期は対面または動画での受講のいずれかを皆様方のご都合や状況に応じてお選びいただけるようになっております。
また対面歌唱講座では、2023年3月21日(水・祝)に行われる、フォンス・フローリス発表会にて、講座で学んだことを演奏発表いたします。
なお、新型コロナウイルスの感染状況によって、予定は変更となる可能性がありますことをあらかじめご了承ください。
Web会議システム Zoom(ズーム)を使って決まった日時に開催します。受講にはインターネット通信環境とパソコン(マイクとカメラ使用)あるいはスマホやタブレット(Wi-Fi推奨)が必要です。資料を示しますので大きめの画面が望ましいです。講座は録画して受講者に配信いたしますので、当日欠席されても後日ご覧いただくことができます。
感染予防対策を施したうえで、決まった日時に一つの会場に集まっていただき開催いたします。講座は録画されて動画受講生に配信されますことをあらかじめご了承ください。対面受講生の方も欠席された場合は、この動画をご覧いただけます。対面歌唱講座では、原則として発表会への参加が前提となっております。会場は、主に大森福興教会地下集会室(JR大森駅下車徒歩3分)を予定しております。
対面講座を録画したものを、後日配信される動画をお好きな時間に視聴いただきます。メールなどで講師に質問することもできます。歌唱講座では、希望者に録音による歌唱指導も行います。発表会への参加はありません。
フォンス・フローリス古楽院では、現在2023年度の講座開講に向けて準備を進めているところです。2023年度の講座では歌唱講座に加えて、一般の古楽愛好者の皆様が、ヨーロッパの古い文化全般を音楽を軸としながら楽しく学んでいける講座を企画しております。
それに先駆けて、同様のコンセプトで開催し大変ご好評をいただきました2022年度秋期講座の5講座を動画で受講いただけるようにいたしました。
動画は「vimeo」を利用して配信いたします。PC、スマートフォン、タブレットのいずれからでも簡単にお好きな時間に何度でもご視聴いただけます。
2023年度に向けての予習もかねて、秋期講座をお見逃しになられた方は、ぜひこの機会をご利用ください。
お申し込み受付期間:2023年3月31日(金)まで
視聴可能期間:2023年4月30日(日)まで
【お申し込みはこちら】 https://forms.gle/fWcgfHJVnXY5dXyCA
*以上の4講座は2022年の春に開講していますが、後期から新しい曲を扱い再スタートしますので、前期を受講されていない方でもお申し込み頂けます。
M中世の音楽:ロバンとマリオンを学ぼう!*こちらも春に開講していて、前期では主に単旋律の歌曲を扱いました。後期からは対面でポリフォニーも歌っていきます。ご一緒に声を合わせて中世の音楽を楽しみましょう。
S2ソルミゼーション中級:ルネサンスの旋法論 V声楽講座「そこが知りたい、声のこと」*この2講座は秋にスタートします。
FB現代に生きるフランス・バロック音楽
*各回ごとに独立した内容ですので、後期のみ、あるいは各回ごとに受講していただけます。
ミサや聖務日課といったキリスト教の典礼のための音楽として長い歴史を持つグレゴリオ聖歌は、まさに西洋音楽の源泉であり、また同時にすぐれた芸術的歌曲でもあります。そして中世・ルネサンス期のポリフォニー(多声音楽)や、その後現代にいたるまでの音楽にも影響を与えています。この講座はグレゴリオ聖歌が初めてという方のための講座で、どなたでも受講いただけます。通年講座「Gn グレゴリオ聖歌入門」への導入編でもありますが、この講座のみの受講も可能です。
中世にはヨーロッパ各地で様々な聖歌、世俗歌曲、そして舞踏のための器楽曲など、多種多様な音楽が盛んに演奏されていました。この入門講座では14世紀までの音楽史を概観、歌唱の実演を交えて初学者にも分かりやすく解説します。またこれからじっくり学んでいけるよう、日本語で読めるお勧め文献や音源などの紹介をします。アダン・ド・ラ・アル Adam de la Halle の音楽劇《ロバンとマリオンの劇》を扱う4月からの本講座受講を検討されている方にうってつけの導入となります。
15〜16世紀の音楽は、オリジナルの写本ではすべて計量記譜法によって記されています。現代の楽譜とは異なっていて、その解読はルネサンス音楽の理解に欠かせません。この講座では全くの初心者のために計量記譜法を基本の基本から解説して、簡単な楽曲を歌えるところまでを目指します。合唱の心得がある方ならどなたでも受講できます。通年講座「Rn ルネサンス音楽入門」への導入編でもありますが、この講座のみの受講も可能です。
1533年に北イタリアで出版されたある音楽の教科書によると、「ソルミゼーションとは階名を口に出して歌うことで、これによってあらゆる音程の元であるmi-faの音程を見極めることが極めて大事」とのこと・・・それがどうした?というのが正直な気持ちでしょう。ところが、このソルミゼーションでは1オクターヴ内に基本的なmi-faが2つも3つもあり、「シ」はありません。楽譜や鍵盤の上で同じポジションにある音も、後続の音が上がるのか下がるのかによって階名が異なります。つまり、旋律によって一つの音の名前が変わるのです。この階名唱は歌心を刺激します。初心者も達人も、まずはその原理を学んでみましょう。通年講座「S1 ソルミゼーション初級」への導入編でもありますが、この講座のみの受講も可能です。
※前期講座に関しては講座スタート後の申込みも可能です。その場合終了回については講座全体を録画した動画をご覧頂きます。
グレゴリオ聖歌は初めてという方、興味はあるけれど学んだことは無いという方、など初心者のための講座です。後期は、「アンティフォナと詩篇」「イントロイトゥス」「コムニオ」「ミサ通常唱」など、様々あるグレゴリオ聖歌のジャンルから各回のテーマを定め進めていきます。(発表会が予定通り開催される場合には、発表会の練習も併せて行います。)
ルネサンス音楽を当時の楽譜で使われていた白色計量記譜法で歌う、初心者のための入門講座です。合唱団などでルネサンスの音楽は歌ったことはあるが、オリジナルの楽譜は使ったことのない方、古い音楽のア・カペラのアンサンブルは初めての方など歓迎です。後期の講座では教材として、美しいグレゴリオ聖歌の旋律に基づくパレストリーナのミサ《けがれなく、完全で、貞淑な方》Missa Inviolata, integra et casta es からキリエ Kyrie を取り上げ、初めての方でも楽しく白色計量記譜法に親しんでいきます。ルネサンス・ポリフォニーの歌いまわしは、グレゴリオ聖歌を勉強することで理解がさらに深まりますので、グレゴリオ聖歌入門(Gn)を併せて受講されることをお勧めします。歌唱・合唱などの経験のある方ならどなたでも受講できます。
グレゴリオ聖歌の基本をひととおり学んだ方のための講座です。本年度は特に中世に栄えた続唱やトロープス、典礼劇など、近代・現代の典礼には含まれなくなった様々な聖歌をテーマとしていますが、後期は特に復活祭の典礼劇『聖墳墓訪問』Visitatio sepulchriを中心に練習します。「グレゴリオ聖歌」という枠からは少し逸れますが、聖歌を元にして作られた単旋律の歌による、教会で演じられたお芝居です。前期に学んだ聖歌の復習も行う予定です。
この講座では昨年に引き続きルネサンスの大作曲家ジョスカン・デ・プレの傑作の数々を、計量記譜法によるオリジナル譜を読み解きながら歌っていきます。今年度は前期に様々なシャンソンを扱いましたが、後期は古代ローマのラテン語叙事詩による世俗的歌曲を練習します。歌いながらジョスカンに親しみ、最終的には(対面参加の方は)発表会に向けて曲を仕上げていきます。記譜法の基本を習得された方が対象です。
ドレミファソラの6音階による階名唱:ソルミゼーションは、7つの音名ABCDEFGと6つの階名を組み合わせるシステムとして、15世紀末までには音楽教育と理論の基礎となりました。この階名唱システムは、知識や理論としてはそれだけのものなのですが、実際にこれで古楽のレパートリーを歌ってみた時には、歌心を刺激され、古楽の旋律の美しさや、作曲家の意図を再発見できるものです。なにしろ、デュファイやジョスカンはもちろん、モンテヴェルディやJ.S.バッハの耳はこのシステムで育ったのです。ルネサンス・ポリフォニーをはじめ単旋聖歌やバロック音楽を題材に、6音階名で歌えるようになるための準備をしましょう。
聖歌の調べを分類するために生まれた「旋法」理論は、デュファイやオケゲムの頃から、ポリフォニー音楽の旋律を作曲するための旋律論として語られ、作曲家達は歌詞にふさわしい旋法を選ぶところから仕事を始めました。旋法は音階の種類だけでなく、旋律的支配音、5度や4度のフレーズ、音域など様々な視点から論じられていますが、ここから浮かび上がってくる旋律の様々な特徴は、歌詞内容と深く関わっています。この講座では、実践的で心躍るヒントに満ち溢れたルネサンスの旋法論を学びながら、様々な曲を歌ってみます。曲目は参加者の編成に応じて選びます。旋法論は6音階名を前提としているので初級の続編として開講しますが、単独での受講も可能です。
※S1 ソルミゼーション初級とS2 ソルミゼーション中級を通してお申し込み頂くこともできます
S1・S2(対面)全10回 32,000円 (S2動画受講の場合は26,000円)
※前期、後期のみ、また前期受講後に改めて後期をお申し込み頂くこともできます:
前期4回 12,000円
後期7回(対面)と発表会 28,000円
(後期動画受講の場合は17,500円 ※発表会参加なし)
13世紀フランスの音楽家アダン・ド・ラ・アル Adam de la Halle が残した音楽劇《ロバンとマリオンの劇》がテーマです。この作品は、羊飼いの娘マリオンとその恋人である農夫ロバン、そしてマリオンに横恋慕する騎士の3人を中心に繰り広げられる愉快な音楽劇ですが、この作品を軸に、理論系講義では13世紀の音楽史や当時の社会的背景、トゥルヴェールとアルス・アンティクァの音楽様式、記譜法などをお話いたします。またそれと平行して実技レッスンでは、この音楽劇に出てくる単旋律歌曲のほか、後期には特にさまざまな多声曲も歌っていきます。NHKフランス語講座でお馴染みのヴェスィエール講師による発音指導などもあります。理論と実践の両面から学び、発表会でいくつかの曲を演奏する予定です。
独唱、合唱を問わず、歌を歌う時に生じる様々な課題、発声上の問題、アンサンブルがうまくいくコツなどについて語る講座です。「いい声でハモる」ことを目指して演奏、また指導活動を活発に行っている若手声楽家富本泰成が、歌うすべての人の疑問に答えます。昨年度行った講座内容をバージョンアップ、発声の奥義にさらに深く斬り込みます!
様々な著作やNHK FM「古楽の楽しみ」でおなじみの今谷和徳先生による音楽史の講義です。14世紀から16世紀にかけてフランスではフランス語で歌われる多声シャンソンが数多く作られ、貴族の宮廷などを中心に歌われて楽しまれていました。それぞれの時代を通じてその形態や歌われるテーマなどは変化していきましたが、15世紀の終わり頃から16世紀の初め頃にかけては、ジョスカン・デ・プレを中心に何人もの作曲家たちがこの時期独特の魅力をもったシャンソンを生み出しました。この講座では1500年前後に活躍した作曲家たちが残した多声シャンソンについて概観、歌詞のテーマや音楽の形態について考えるとともに、そのシャンソンを愛好した人々についても思いをはせます。取り上げる曲は11月4日に行われる神戸愉樹美ヴィオラ・ダ・ガンバ合奏団などによる演奏会プログラムにも含まれますので、その予習に最適です。また何曲かは講座「R ジョスカンの名曲を歌う」でオリジナルの計量譜を用いて歌唱実践練習をします。特に声を出して歌ってみたい方は併せて受講されることをお勧めします。
NHK FM「古楽の楽しみ」でおなじみの関根敏子先生が、西洋音楽史のなかでもとりわけ特徴的な「フランス・バロック音楽」の魅力あふれる世界についてお話する楽しい連続講座です!今年の講座では「今が旬」のフランス・バロック演奏家を紹介します。そして最近リリースされたCDや演奏会の録画などからフランス・バロックの名曲を解説します。歌、インストゥルメンタル、アンサンブル・グループなどさまざまな分野で最新の演奏アプローチがどうなっているか、それぞれどんな特徴があるのか、ご一緒に楽しみながら探っていきましょう。各回ごとの受講も可能です。
長野県原村の静かで美しい別荘地で、グレゴリオ聖歌とルネサンスのポリフォニーを学び歌う3日間の合宿を行います。都会の喧噪を離れ、いにしえの音楽にじっくり向き合いましょう。今年はルネサンス音楽最高傑作のひとつデュファイのミサ《スラファセパル》から、作品に特徴的なセクションを選んで練習します。原村の施設「八ヶ岳自然文化園」大研修室の広い空間で、感染症対策を十分した上で歌います。宿泊は原村のペンションです。個室対応いたしますが、御家族など2人部屋の用意もできます。
古楽演奏家。1996年以来ア・カペラの声楽アンサンブルである「ヴォーカル・アンサンブル カペラ」の音楽監督としてグレゴリオ聖歌とルネサンス音楽の演奏を続ける。CDアルバムではジョスカン・デ・プレのミサ曲全集シリーズを好評リリース中。また声楽と器楽による「古楽アンサンブル コントラポント」のリーダーとして、主にバロック時代の宗教音楽演奏に取り組み、2016年にはOttava Recordsレーベル第1弾としてモンテヴェルディ「聖母の夕べの祈り」のライブ録音をリリースする。2015年より長野県の原村で「はらむら古楽祭」を企画開催、指揮者またオルガン、チェンバロ奏者として演奏会を行う。フランス・バロック宗教音楽を専門とする「合唱団フォンス・フローリス」指揮者、また様々な古楽アンサンブルの指揮、指導を行う。「フォンス・フローリス古楽院」院長、国立音楽大学講師。
早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。東京藝術大学院音楽研究科修士課程音楽学専攻修了。グレゴリオ聖歌の初期の記譜法である「譜線無しネウマ」に関する研究論文により修士号取得。ピアノを小倉郁子、志村泉、林苑子、E.D.ヴァイスハールら、クラヴィコードを高橋尚子、中世・ルネサンス期の教会音楽の演奏法を花井哲郎、声楽を花井尚美の各氏に師事。アルベルネ・ユーゲントコール、立教トリニティコール、行徳混声合唱団、混声合唱団「水曜会」、等のピアニスト。ヴォーカル・アンサンブル カペラ、サリクス・カンマーコア、emulsion、vocalconsort initium、企(とも)、等のメンバー。フォンス・フローリス古楽院講師。日本グレゴリオ聖歌学会会員。
広島大学教育学部第四類音楽文化系コース、東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業。同大学院古楽科をバロック声楽で修了。声楽を枝川一也、益田遙、河野克典、寺谷千枝子、櫻田亮の各氏に、バロック声楽を野々下由香里氏に、合唱指揮をアレクサンダー・ナジ氏に、指揮を今村能氏に、古楽演奏を花井哲郎氏に、ヴォイストレーニングをVocology in Practiceの小久保よしあき氏に師事。これまでに、ヘンデル「メサイア」バッハ「ロ短調ミサ」「教会カンタータ」「マタイ受難曲」モーツァルト「レクイエム」などのソリストを務める。Salicus Kammerchor、Ensemble Salicusを主宰。フォンス・フローリス古楽院講師。東京藝術大学バッハカンタータクラブ2013-2015年度演奏委員長。ヴォーカル・アンサンブル アラミレ、リーダー。The Cygnus Vocal Octet、ジャパンチェンバークワイア、ヴォーカル・アンサンブル カペラ、古楽アンサンブル コントラポント等に所属。
歌手。ソルミゼーション講座を東京・名古屋・仙台・大阪で開講、コーラス・カンパニーや聖グレゴリオの家などで教える。また、日本合唱指揮者協会、全日本合唱連盟、日本コダーイ協会、日本音楽学会、日本音楽教育学会のほか、愛知県立芸術大学や高校の教員のための研究会などに講師として招かれた。国立音楽大学楽理科卒、同大学研究所研修課程終了、イタリアに留学、ミラノ市立音楽院バロック声楽科2年専門課程終了。声楽を牧野正人、C.カヴィーナ、R.バルコーニらに、ルネサンス・ポリフォニーの演奏法と古楽の演奏理論をD.フラテッリらに師事。様々な楽団を主宰し古楽を中心に多様な音楽活動を展開、現在は「辻康介と葉山古楽婦人会」など。モンテヴェルディ「オルフェオ」(宮城聡演出)や「オルフェオの冥界下り」(安田登構成・演出)のオルフェオ役。合唱団Ogmios指揮者、聖心女子大学グリークラブ常任指揮者。
東京芸術大学音楽学部声楽科を卒業。声楽を菅英三子、上杉清仁、川上茂、赤沢啓子の各氏に師事。大学卒業後は発声という運動をより科学的・解剖学的な視点から考えるために、さまざまなメソッドから学ぶ。Vocology in Practiceの小久保よしあき氏、Estill Voice Train-ingの稲幸恵氏、ヴォイトレ・マスター®メソッドのMasayo Yamashita氏に発声を師事。古楽演奏を花井哲郎氏、アカペラ・アンサンブルのハーモニー理論を犬飼将博氏に師事。2009年に創立された合唱団、harmonia ensembleの団員として、2011年に行われた第40回トゥール国際合唱コンクール(フランス)にてグランプリを受賞、以降、2012年ヨーロッパグランプリ(スロヴェニア)、2013年南フランス国際合唱フェスティバル(フランス)、2014年第10回世界合唱シンポジウム(韓国)などに出場し、数多くの合唱経験を積む。その経験からアカペラのアンサンブルの演奏活動に特に力を入れており、「Vocal Ensemble 歌譜喜(混声)」「女声アンサンブル八重桜(女声)」「emulsion(男声)」の3つの声楽アンサンブルを主宰している。ヴォーカル・アンサンブル カペラ、古楽アンサンブル コントラポント、Salicus Kammerchor、Ensemble Salicus、vocalconsort initium、ENSEMBLE XENOS、メンバー。東京混声合唱団レジデントメンバー。
武蔵野音楽大学音楽学学科および同大学院修士課程音楽学専攻修了。米国フロリダ州立大学大学院博士課程でCertificate in Early Musicを取得後、東京大学先端科学技術研究センター協力研究員として、音楽における時間論と記譜法を研究する。大学で中世・ルネサンス時代の音楽理論研究を行う一方、中世音楽合唱団に所属し、演奏活動も行っている。日本音楽学会、アメリカ音楽学会、西洋中世学会各会員。国際音楽資料情報協会(IAML)日本支部事務局長。著書『バロック音楽の名曲』(2008)、共訳書『グロケイオ「音楽論」全訳と手引き』、『ミクロログス(音楽小論):全訳と解説』など。東京芸術大学、武蔵野音楽大学、昭和音楽大学、各講師。
オランダ王立デン・ハーグ音楽院バロック声楽科、ブラバンド音楽院古楽声楽アンサンブル科をそれぞれソリスト・ディプロマを取得して卒業。オランダの「カペラ・プラテンシス」「スーパー・リブルム」などのアンサンブル歌手として、またソリストとして活躍したのち帰国。中世からバロック、古楽声楽のスペシャリストとして演奏活動を行っている。またトルコやアラブの民族音楽も歌う。「ヴォーカル・アンサンブルカペラ」古楽アンサンブル「コントラポント」メンバー。「アントネッロ」と共演、録音を行う。毎年デュファイの誕生日に「デュファイ祭」を開催(昨年はオンラインで配信) 中世フランス文学『薔薇物語』をテーマにコンサートシリーズも開催。中世女声アンサンブル「ド・リーフデ」「ルックス・ヴィヴェンス」を指導。現在ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの聖歌を歌うオンライン講座を開催中。
獨協大学外国語学部フランス語学科専任講師。NHKラジオ講座「まいにちフランス語」(入門編)講師(2021年4月〜9月)。パリ第4大学でフランス中世文学、パリ第3大学でフランス語教授法の修士号取得。2019年4月からWEBコラム『三省堂 WORD WISE-WEB「歴史で謎解き!フランス語文法」』を連載中。主要論文:「中世抒情詩における獅子のモチーフ: ペラン・ダンジクールの詩を例に」、「Copie, authenticité et originalité dans les "chansonniers" de trouvères : un bref panorama」、「Et je suis cil qui ne puis oblïer : l’oubli dans les chansons de Gace Brulé」。
音楽史家。1945年生まれ。早稲田大学第一法学部卒業、同大学院文学研究科(西洋史専攻)博士課程後期課程単位取得満期退学。長年にわたり、早稲田大学、慶應義塾大学をはじめとする多数の大学で講師を歴任。現在、早稲田大学の公開講座の講師や各種レクチャーの講師、NHKのFM放送への出演など、多方面で活動。専門は西洋音楽史。著書に『バロックの社会と音楽・上下』(音楽之友社)、『ルネサンスの音楽家たちⅠ、Ⅱ』(東京書籍)、『新版 中世・ルネサンスの社会と音楽』(音楽之友社)、共著に『フランス音楽史』(春秋社)ほか。
Photo by Sekido
音楽学。NHK-FM番組「古楽の楽しみ」パーソナリティ。桐朋学園大学音楽学部作曲理論学科(音楽学)卒業後、フランス政府給費留学生としてフランス国立パリ高等音楽院(パリ・コンセルヴァトワール)に学ぶ。またチェンバロをスコット・ロス、トン・コープマン他の各氏に師事。帰国後、桐朋学園大学・早稲田大学・立教大学・昭和音楽大学・東洋大学講師を歴任。フォンス・フローリス古楽院講師、元音楽文献目録委員会事務局長。北とぴあ国際音楽祭アドバイザー。『ドメニコ・スカルラッティ』(音楽之友社)、Aヘリオット著『カストラートの世界』(国書刊行会、共訳)、ドメル・ディエニー著『演奏家のための和声分析と解釈:フォーレ』(シンフォニア、翻訳)、フランス古地図散歩(連載、之潮)、リスト著「ショパン」(訳)他、多数。
京都市出身。東京藝術大学音楽学部古楽科(リコーダー)を経て、同大学院修士課程(音楽学)を大学院アカンサス音楽賞を受賞して修了。同大学院博士後期在籍中の2016-2018年度、日本学術振興会特別研究員(DC1)。バーゼル・スコラ・カントルム(スイス)音楽理論科を修了し、現在フライブルク音楽大学(ドイツ)との共同博士課程に在籍。スコラ・カントルムで記譜法の授業などを担当する他、ルドルフ・ルッツ指揮J. S. バッハ財団の公演に参加するなど、リコーダー演奏と音楽学研究の二足の草鞋を履いた活動を行なっている。2019-20年度ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生。2021年度第12回日本学術振興会「育志賞」受賞。
1963年三重県桑名市生まれ。南山大学文学部神学科、同大学院文学研究科神学専攻博士前期課程修了、同博士後期課程単位取得満期退学。ドイツ・在トリーア教皇庁認可神学部博士課程修了(神学博士)。2000年南山大学総合政策学部講師、2004年同人文学部キリスト教学科助教授、2012年同教授。聖グレゴリオの家宗教音楽研究所勤務を経て(2018年~2020年)、2021年より西南学院大学国際文化学部教授。専門は,グレゴリオ聖歌の霊性、典礼神学、西方典礼史。日本グレゴリオ聖歌学会理事、国際グレゴリオ聖歌学会ドイツ語圏支部会会員ほか。
詳しい業績はresearchmap を参照
(https://researchmap.jp/jun_nishiwaki ダウンロード可能な論文有り)
青山学院大学名誉教授。1951年東京生まれ。東京大学文学部卒、同大学大学院とアムステルダム市立大学で西洋美術史を学ぶ。東京大学助手、東京経済大学助教授、青山学院大学教授を歴任ののち2020年3月に定年退職。17世紀オランダ絵画を中心とするフランドル・オランダ絵画史、とりわけ風俗画のから出発したが、現在では関心が13~14世紀と19世紀の双方向に大きく拡散している。著書(すべて共著)は『歴史画』(集英社)、『フェルメール』(中央公論社)、『レンブラント』(朝日新聞社)など。音楽図像学の分野での論考には「音楽図像学への誘い」(『季刊コンソート』1987-89年)、連載「音楽家のイコノロジー」(『ListenView』1989-91年)、連載「オーケストラから締め出された楽器たち」(『春秋』2000-01年)、「沈黙の音楽が語るもの 17世紀絵画における楽器のシンボリズム」、「オルフェウスの遺産 -絵画に見る〈音楽の慰め〉」(ともに1988年)、「毎日が日曜日、もしくは絵空事の農村像 《農民カンタータ》の美術史的背景」(1998年)、「〈絵に描いた笛〉のメッセージ」(1999年)などがある。2005年10月の日本音楽学会シンポジウムでは「複製版画と印刷楽譜」の発表を行った。
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。パリ第10ナンテール大学DEA課程修了。早稲田大学、武蔵大学、武蔵野音楽大学などで非常勤講師。専門は中世フランス文学およびフランス演劇。論文として「タイトルに見る『葉陰の劇』の重層性」、「典礼から演劇へ:典礼劇の言葉と音楽」、「《恋愛の誕生》をめぐる言説:シャルル・セニョボスの「神話」の形成について」、「フルリ写本『ラザロの復活』劇(作者不詳、12世紀):翻訳と註解」など。数年前から中世音楽・演劇に関わるイベントの企画・制作も行う。2021年にはレクチャー・コンサート「中世ハープのコスモロジー:ギヨーム・ド・マショー《ハープの賦》とその周辺」を主催した。
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メール・FAXでお申し込みの場合は、
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フォンス・フローリス古楽院 事務局 (コーラス・カンパニー内)
電話 075-415-8686 FAX 075-415-8687 メール kogakuin@fonsfloris.com