2019年度 関西講座


フォンス・フローリス古楽院 関西講座

ー 2019年度 講座案内 ー
受講生募集中




フォンス・フローリス古楽院は、西欧中世・ルネサンス・バロックの時代の音楽を、主に歌のアンサンブルを中心として実践する人たちのための学びの場です。古い音楽にふさわしい発声の基本、記譜法、声と声によるアンサンブル、言葉と旋律の関係、音楽史の知識、そして古い音楽の持つ深い霊性と高貴な精神性を、様々な楽曲を通してともに楽しみながら学んでいきましょう。


*通年講座

合唱が大好きな人!古い音楽に触れてみたい人!
日本で古楽演奏・普及活動を続けて23年、古楽スペシャリストの花井哲郎による
本格的な指導をじかに受けられます !

西欧音楽の源泉である神秘的なグレゴリオ聖歌と、その聖歌から発展して花開いたルネサンスの多声音楽「ポリフォニー」を、当時の記譜法によるオリジナルの楽譜を使って歌います。記譜法、音楽の歴史、典礼などの解説をしながら、実際に古ネウマ譜(10世紀のグレゴリオ聖歌の楽譜)、ルネサンス時代の計量記譜法によるクワイヤブック(15、16世紀の聖歌隊の楽譜)を使って歌っていく、実践的な講座です。
今年は主に聖母のための聖歌、そしてルネサンス・フランドルの巨匠ジョスカン・デ・プレによる聖母のための美しいモテットの数々を練習していく予定です。合唱などの歌唱経験があり、一般的な合唱音楽の譜読みが自分でできる方が対象です。初回にじっくり記譜法の説明をして、少しずつ譜読みをしていきます。まったく初めての方大歓迎です !

練習予定曲

グレゴリオ聖歌 聖母の賛歌、アンティフォナ、レスポンソリウムなど
Gregorian chant, Hymnus, antiphonae et responsoria pro Beata Virgine Maria

ジョスカン・デ・プレ 「めでたし 海の星」「アヴェ・マリア」など
Josquin des Prez (ca. 1450/55-1521), "Ave maris stella" "Ave Maria...benedicta" etc.

日程

2019年 7月20日 8月3日 9月7日 10月12日 11月2日 発表会11月9日
時間:土曜 午後1時30分〜5時30分
会場:母の家ベテル(阪急神戸線「御影」駅より徒歩7分)
受講料:33,000円(学生16,500円) * 4時間の講座全5回、発表会参加費、資料代含む。

入会金

受講にあたり入会金3,000円を申し受けます。東京、名古屋、関西いずれかの講座初回のみで、その後どこで別の講座を受講しても再度お支払いいただく必要はありません。 トライアル受講として講座初日(7月20日)を受講料5,500円(学生2,750円)として承ります。引き続き受講される場合は、残額をお支払い頂きます。

*夏期集中講座

この講座のみ単独の受講も可能です !

合唱音楽ワークショップ グレゴリオ聖歌とルネサンス音楽を歌おう !

2019年8月24日・25日

2日間の集中講座では、グレゴリオ聖歌の入門として、クリスマスの大祝日のミサで歌われる聖歌を練習します。1日目は入門編として四線譜の読み方、教会旋法の説明から始め、キリエ、グロリアなどのいわゆるミサ曲の練習をします。2日目は応用編として10世紀の古ネウマも参考にしながら、さまざまなクリスマスの聖歌を歌っていきます。 そしてルネサンス音楽としてはミサ《幼子が生まれた》を歌います。ルネサンス音楽の大作曲家ピエール・ド・ラ・リューによる心温まる名曲です。そのなかから主にサンクトゥスとアニュス・デイを練習する予定です。1日目は計量記譜法の読み方の基本を説明して、現代の楽譜に比較的近い「2分割」いわば2拍子のセクションを練習します。2日目は少し難しい「3分割」のセクションに取り組みます。

合唱などの歌唱経験があり、一般的な合唱音楽の譜読みが自分でできる方が対象です。初めての方でも受講できます。2日間通してすべて受講することをお勧めしますが、部分的な受講も可能です。ぜひこの機会に古い楽譜と向き合い、声を重ね合わせ、緻密なアンサンブルの醍醐味を体験してください !

練習予定曲

グレゴリオ聖歌 ミサ曲、主の御降誕のミサのための聖歌
Gregorian chant, Proprium et ordinarium missae de Nativitate

ピエール・ド・ラ・リュー作曲 ミサ<幼子が生まれた>より サンクトゥスとアニュス・デイ
Pierre de la Rue (c.1452-1518), Missa "Puer natus est" Sanctus/Agnus dei

全4講座

8月24日(土)
午前10時30分~12時30分 グレゴリオ聖歌1:入門編〜さまざまなミサ曲(通常唱)を歌う
午後1時30分~5時30分 ルネサンス音楽1:入門編〜2分割の楽章

8月25日(日)
午前10時30分~12時30分 グレゴリオ聖歌2:応用編〜古ネウマの世界・クリスマスの聖歌(固有唱)を歌う
午後1時30分~5時30分 ルネサンス音楽2:応用編〜3分割の楽章
会場:ノワ ・ アコルデ音楽アートサロン(阪急宝塚線「服部天神」駅より徒歩5分)
受講料:全日程通し:15,000円(学生7,500円)
1講座につき:グレゴリオ聖歌 3,000円(学生1,500円)/ ルネサンス音楽 5,500円(学生3,000円)
*集中講座の受講に際しては入会金は必要ありません。

通年講座と夏期集中講座両方受講される場合
受講料 45,000円(学生22,500円) *初めての方はこれに入会金3,000円が加わります。

花井哲郎 プロフィール

古楽演奏家。1996年以来ア・カペラの声楽アンサンブルである「ヴォーカル・アンサンブル カペラ」古楽演奏家。1996年以来ア・カペラの声楽アンサンブルである「ヴォーカル・アンサンブル カペラ」の音楽監督としてグレゴリオ聖歌とルネサンス音楽の演奏を続ける。CDアルバムではジョスカン・デ・プレのミサ曲全集シリーズを好評リリース中。また声楽と器楽による「古楽アンサンブル コントラポント」のリーダーとして、主にバロック時代の宗教音楽演奏に取り組み、2016年にはOttava Recordsレーベル第1弾としてモンテヴェルディ「聖母の夕べの祈り」のライブ録音をリリースする。2015年より長野県の原村で「はらむら古楽祭」を毎年企画開催、指揮者またオルガン、チェンバロ奏者として演奏会を行う。フランス・バロック宗教音楽を専門とする「合唱団フォンス・フローリス」指揮者、また様々な古楽アンサンブルの指揮、指導を行う。フォンス・フローリス古楽院院長、国立音楽大学講師。

[申し込み方法] 受付フォームからお申し込みください。
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関西講座2019受付フォームURL
https://forms.gle/idgvJnXnsq99xYW86

[問い合わせ ・ 連絡先] フォンス・フローリス古楽院 関西事務局
fonsfloris.kansai@gmail.com

〒602-0903 京都市上京区烏丸通今出川下る観三橘町562 煕春堂ビル3階
株式会社コーラス・カンパニー 内
電話:075-415-8688 FAX:075-415-8687

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