古楽アンサンブル「コントラポント」は、17世紀を中心にその前後数十年、後期ルネサンスからバロックにかけての宗教音楽をレパートリーとした声楽器楽アンサンブルです

スケジュール(終了した演奏会)


■第23回定期公演モンテヴェルディ生誕450年記念演奏会1

2017年3月17日(金)午後7時15分(午後6時45分開場) 東京カテドラル関口教会聖マリア大聖堂

3月のコントラポント公演は、コントラポントの器楽アンサンブルと、ヴォーカル・アンサンブル カペラの共演となります。ミサ《イン・イロ・テンポレ》は、1610年に出版されたモンテヴェルディの「聖母の夕べの祈り」(いわゆる「ヴェスプロ」)と同じ曲集の中に収められています。ヴェスプロとは全く異なり、伝統的な対位法・ポリフォニーの技法を集大成した、ルネサンス最後を飾る6声のミサ曲です。緻密なポリフォニーによるテクスチャーが、実に荘厳で瞑想的な響きを生み出していきます。これをコワイヤブックを使ってカペラが歌います。そしてヴァイオリン、コルネット、ドゥルチアン、リュート、オルガンからなるコントラポントの器楽隊が同時代の器楽作品を挿入していきます。どれも華やかでヴィルトゥオーゾな、初期イタリア・バロックを飾る名作ばかりです。

演奏曲
グレゴリオ聖歌 聖母のミサ固有唱
クラウディオ・モンテヴェルディ ミサ《イン・イロ・テンポレ》
フランチェスコ・ロニョーニ ソナタ第2番
ダリオ・カステッロ ソナタ第10番(『ソナタ・コンチェルタンテ第2巻』より)
ジョヴァンニ・バッサーノ 「王はわたしを導き入れ」(『モテット・マドリガーレ・フランス風カンツォン集』より)<パレストリーナのモテットに基づくディミニューション>
ダリオ・カステッロ ソナタ第1番(『ソナタ・コンチェルタンテ第2巻』より)
ジョヴァンニ・アントニオ・ベルトリ ソナタ第1番(『ファゴット独奏で演奏するために作られた音楽作品集』より)
ロドヴィコ・ダ・ヴィアダーナ 対話によるフランス風カンツォン(『100の教会コンチェルト』より)

Gregorian chant, Proprium missae de BMV
Claudio Monteverdi (1567-1643), Missa In illo tempore
Francesco Rognoni (?-1626?), Sonata seconda
Dario Castello (17th century), Sonata decima -Sonata Concertante Libro Secondo (1621)
Giovanni Bassano (1560/61-1617), "Introduxit me rex" (Palestrina) -Motetti, madrigali et canzone francese di diversi eccellenti autori (1591)
Dario Castello, Sonata prima -Sonata Concertante Libro Secondo
Giovanni Antonio Bertoli (1598-after 1645), Sonata prima -Compositioni musicali i fatte per sonare col fagotto solo (1645)
Lodovico da Viadana (ca.1560-1627), Canzon Francese in risposta (Cento Concerti Ecclesiastici, 1602)

演奏
古楽アンサンブル コントラポント 器楽アンサンブル
 ヴァイオリン violone: 丹沢広樹
 コルネット cornetto: 上野訓子
 ドゥルチアン dulciana: 鈴木禎
 リュート liuto: 金子浩
 オルガン organo: 花井哲郎

特別出演:ヴォーカル・アンサンブル カペラ
 スペリウス superius: 花井尚美  安邨尚美  鏑木綾  田村幸代
 コントラテノール contratenor: 青木洋也  望月裕央
 テノール Tenor: 及川豊  根岸一郎  富本泰成  渡辺研一郎
 バッスス bassus: 櫻井元希  花井哲郎(Maestro di Cappella=音楽監督)

チケット
指定席・一般 5,000円 自由席・一般 4,000円 学生2,500円*
指定席・2公演連続券 10,000円 (5月24日第24回定期公演と同時購入)
*学生券は、学生証を提示のうえお求め下さい

チケット取扱 
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650(セブン-イレブンでの引取可 )
東京古典楽器センター 03-3952-5515

主催:株式会社フォンス・フローリス 助成:文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)



■第22回定期公演「華麗なるシャルパンティエの音楽2 ノエルで祝うクリスマス!」

2016年12月23日(金・祝)午後2時(1時30分開場) 上野学園石橋メモリアルホール

秋から友の会会員を募集します。
会員用の席をご希望の方 は、募集開始までチケット購入をお待ち下さい。
詳細は本サイト等でご案内します。

フランス・バロックを代表する宗教音楽作曲家シャルパン ティエによる、クリスマスのための楽しい作品を集めた演 奏会です!
フランスのクリスマス・キャロルである「ノエル」の旋律 をふんだんに織り込んだ「真夜中のミサ」は、聖夜の神秘 と喜びに満ちあふれた名曲中の名曲です。
そこに登場するノエルの器楽編曲とその原曲のフランス語 のノエル、降誕祭直前の夕べの祈りのための「待降節のア ンティフォナ」、そして華やかな聖母の歌「マニフィカト 」と、洗練されたフランスのクリスマス音楽をたっぷり堪 能できるプログラムをどうぞお楽しみください!

演奏曲
マルカントワーヌ・シャルパンティエ
 待降節のアンティフォナより
 器楽のためのノエル
 マニフィカト
 主の御降誕の歌より「夜」
 真夜中のミサ
Marc-Antoine Charpentier (1643-1704)
 Salut de la veille des O H.36-41
 Noël sur les instrments H.534
 Magnificat H.78
 “Nuit” - In Nativitatem Domini Canticum H.416
 Messe de Minuit H.9

演奏
古楽アンサンブル コントラポント
ソプラノ dessus 花井尚美 染谷熱子 鏑木綾
アルト hautes-contres 上杉清仁 小沼俊太郎
テノール tailles 福島康晴 村上惇
バス basses 春日保人 櫻井元希
ヴァイオリン・ヴィオラ violons 小野萬里 丹沢広樹 丸山韶 大西律子 上田美佐子
バス・ド・ヴィオロン basse de violon 西澤央子
リコーダー flûtes á bec 太田光子 辺保陽一
ファゴット basson 鈴木禎
テオルボ theorbe 金子浩
オルガン orgue 上尾直毅
指揮 direction 花井哲郎

チケット
全指定席 一般4,500円 ペア8,400円 学生: 2,500円*
*学生券は、学生証を提示のうえお求め下さい

チケット取扱 
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650(セブン-イレブンでの引取可 )
東京古典楽器センター 03-3952-5515

上野学園古楽月間2016公演
主催:株式会社フォンス・フローリス 共催:上野学園 助成:文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創 造事業)



■第21回定期公演「華麗なるシャルパンティエの音楽」

2016年3月2日(水)午後7時(6時30分開場) ルーテル市ヶ谷ホール


フランス・バロック宗教音楽の大家シャルパンティエは、主にパリで活躍して華麗で劇的な教会音楽を多数作曲しました。
若き日にはイタリアに滞在し、おそらくは初期のオラトリオ「イェフタ」で有名なローマの作曲家カリッシミに師事したと考えられています。
シャルパンティエもカリッシミに影響を受けたオラトリオを多数作曲していますが「聖ペテロの否認」はそのなかのひとつで、特にペテロの後悔の念に満ちた終曲はイェフタを思わせます。
歌と通奏低音のみによるレクィエム、起伏に富んだ詩編の言葉を巧みに表現した「いかに幸いなことか」、イタリアのマドリガーレを思わせるような聖体奉挙のモテット「刺し貫いてください、甘美なイエスよ」と共に、作品本来の持ち味を引き出す小編成の声楽アンサンブルで演奏します。
また、通奏低音は一般的なポジティブ・オルガンではなく大オルガンとリュートの組み合わせで、17世紀パリの教会の響きを再現します。
どうぞお楽しみください!

主な演奏曲

マルカントワーヌ・シャルパンティエ
 聖ペテロの否認
 「刺し貫いてください、甘美なイエスよ」
 「いかに幸いなことか」(詩編112編)
 死者のためのミサ
Marc-Antoine Charpentier (1634-1704)
 Le reniemement de St Pierre H.424
  “Transfige dulcissime Jesu” H.251
  “Beatus vir” (Psalmus 111) H.221
 Messe des morts à 4 voix H.7

演奏: 古楽アンサンブル コントラポント
ソプラノ:   鏑木綾 染谷熱子
アルト:    金沢青児 輿石まりあ
テノール:   富本泰成 小沼俊太郎
バス:     春日保人 櫻井元希
リュート:   金子浩
指揮・オルガン:花井哲郎 

チケット:
全自由席
前売]一般4,500円 ペア8,400円 [当日]一般5,000円 学生:2,500円*
*学生券は、学生証を提示のうえお求め下さい

前売チケット取扱:

東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650 ※12月20日から販売 セブン-イレブンでの引取可能
東京古典楽器センター 03-3952-5515
サンパウロ(四谷駅前)03-3357-8642 

助成:文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)




はらむら古楽祭2015参加バロックの麗しきカンタータ フランス・ドイツ・イタリア語の歌

2015年9月22日(火・祝)午後3時(2時30分開場)
八ヶ岳中央高原キリスト教会

主な演奏曲
カンプラ カンタータ「女たち」
バッハ 教会カンタータ第158番「われ喜びて、十字架を担わん」
ヘンデル カンタータ「穹窿のごとく天はおおい」
ヴィターリ シャコンヌ

演奏: 古楽アンサンブル コントラポント
歌:       春日保人、原謠子
バイオリン:   小野萬里、丹沢広樹
チェロ:     高橋弘治
チェンバロ:   杉本周介
オルガン、指揮: 花井哲郎

チケット:
全自由席[
前売・当日とも]一般3,500円 ペア6,000円 高校生以下:1,000円

チケット取扱:

大塚 haramura-k@fonsfloris.com


はらむら古楽祭2015参加 
 特別定期演奏会「バロック名曲アルバム〜名曲を本格的な古楽器で!」

2015年9月21日(月・祝)午後5時(4時30分開場)
八ヶ岳自然文化園セミナーハウス大会議場(長野県諏訪郡 原村原山17217-1613 電話 0266-74-2681)

主な演奏曲
ヴィヴァルディ「四季」より 春・秋
パッヘルベル カノン
ミシェル・リシャール・ド・ラランド 『 ヴェルサイユの泉』より シャコンヌ

演奏: 古楽アンサンブル コントラポント
バイオリン:   小野萬里、丹沢広樹、丸山 韶、平波智映
ビオラ:     上田美佐子
チェロ:     高橋弘治
チェンバロ:   杉本周介
オルガン、指揮: 花井哲郎 

チケット:
全自由席[
前売・当日とも]一般3,500円 ペア6,000円 高校生以下:1,000円

チケット取扱:

大塚 haramura-k@fonsfloris.com
助成:文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)


■第20回定期公演 結成10周年記念演奏会
  「モンテヴェルディ 聖母の夕べの祈り」

2015年6月22日(月)午後7時10分(6時30分開場)
カトリック関口教会(東京カテドラル聖マリア大聖堂)(東京都文京区関口3-16-15)

演奏曲
クラウディオ・モンテヴェルディ 聖母の夕べの祈り
Claudio Monteverdi (1567-1643), Vespro della Beata Vergine

モンテヴェルディの傑作ヴェスプロの演奏には、典礼的な 組み立てやグレゴリオ聖歌に始まり、17世紀初期イタリ ア・バロックの演奏法、声楽・器楽のさまざまなテクニッ クや、ソロとアンサンブルの妙技が要求されます。ルネサ ンス・バロック宗教音楽のこだわりの演奏を続けてきたコ ントラポント10年の総決算としてこれほどふさわしい音 楽はありません。実力派器楽陣、ベテラン独唱陣に、この ところ急速に力をつけてきている新進気鋭の合唱隊を組み 合わせたアンサンブルには大きな期待が寄せられます。
アンサンブルを小編成にすることで、モンテヴェルディ本 来の響きを追求したい、徹底した古楽的アプローチで作品 のすばらしさを最大限に引き出したい。次の10年へ向け たさらなる飛躍の新たな第一歩となるこの演奏会で、それ を実現していきます。どうぞご期待ください。

演奏: 古楽アンサンブル コントラポント
指揮:
花井哲郎
独唱:
ソプラノ 花井尚美
テノール 櫻田亮
バス   春日保人
器楽:
ヴァイオリン 小野萬里 丹沢広樹
ヴィオローネ 西澤央子
コルネット  上野訓子 笠原雅仁 細川大介
トロンボーン 宮下宣子 大内邦靖 三田博基
フルート/リコーダー 前田りり子 菅沼起一
リュート   金子浩 上田朝子
ハープ    伊藤美恵
オルガン   上尾直毅
声楽アンサンブル:コントラポント合唱隊
鏑木綾 神山直子 田村幸代
金沢青児 佐藤拓 沼田臣矢 渡辺研一郎 富本泰成
櫻井元希 松井永太郎

チケット:
全自由席[
前売]一般5,000円 ペア9,000円 [当日]一般5,500円 学生:2,500円*
*学生券は、学生証を提示のうえお求め下さい

前売券取扱:

東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650 ※セブン-イレブンでの引取可能
東京古典楽器センター 03-3952-5515
野上書店(目白駅前・店頭直接販売のみ)
スペース・セント・ポール(東京カテドラル内) 03-5981-9009
サンパウロ(四谷駅前)03-3357-8642 

主催:フォンス・フローリス 助成:文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)


■第19回定期公演
  「聖週間のア・カペラ合唱音楽」

2015年3月22日(日)午後5時(4時30分開場 4時40分から花井哲郎による解説があります)
日本聖公会神田キリスト教会(東京都千代田区外神田3-5-11)

演奏予定曲
トマス・ルイス・デ・ビクトリア
 『聖週間の聖務日課』から 聖金曜日のエレミアの哀歌とレスポンソリウム
 Tomas Luis de Victoria (1548-1611), Lamentatio Jeremiae Prophetae, Responsoria -Officium Hebdomadae Sanctae

 グレゴリオ聖歌 聖金曜日の朝課から
 Gregorian chant, Matutinum in Parasceve

〈合唱隊単独公演〉
ルネサンス最後に輝いたスペインの巨匠ビクトリアは、キリストの受難を黙想する聖週間のために感動的な音楽を作り上げました。それが一大曲集『聖週間の聖務日課』です。ここには復活祭前の一週間の典礼で演奏されるさまざまな作品が収められています。そのなかでも中心となるのがテネブレと呼ばれる、暗闇の中で行われる祈りのためのエ レミアの哀歌とレスポンソリウムです。この公演では聖金曜日のためのビクトリアの作品を、同じ典礼のためのグレゴリオ聖歌と共に、清らかなア・カペラの合唱で演奏します。聴くものに自らの魂との対話を促すような響きに、じっくりと浸っていただければと思います。

演奏: 古楽アンサンブル コントラポント

合唱隊 ソプラノ 金成佳枝 鏑木綾  神山直子 田村幸代
    アルト  青木美桜 金沢青児 前島眞奈美
    テノール 佐藤拓  富本泰成 沼田臣矢
    バス   櫻井元希 西久保孝弘 渡辺研一郎
指揮  花井哲郎


チケット:全自由席[前売]一般4,200円 ペア7,400円 [当日]一般4,700円 学生:2,500円*
     *学生券は、学生証を提示のうえお求め下さい

前売券取扱:

東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650 ※セブン-イレブンでの引取可能
東京古典楽器センター 03-3952-5515
スペース・セント・ポール(東京カテドラル内) 03-5981-9009
サンパウロ(「四谷」駅前)03-3357-8642 

主催:フォンス・フローリス 助成:文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)


■第18回定期公演
  クリスマスコンサート「ああ、大いなる神秘 イタリア・ルネサンス、フランス・バロックの祈りの音楽」

2014年12月21日(日)午後7時(6時30分開場)
三鷹市芸術文化センター風のホール(東京都三鷹市上連雀6-12-14)

演奏予定曲(ちらしから一部変更しました)

パレストリーナ ミサ《ああ、大いなる神秘》より、キリエ・グロリア「今日キリストがお生まれになった」
Giovanni Pierluigi da Palestrina (1525/6-1594), Missa O magnum mysterium -Kyrie, Gloria/Hodie Christus natus est 

アンドレア・ガブリエリ「誰を探しているのですか、羊飼い達よ」
Andrea Gabrieli (1532/3-1585) , Quem vidistis pastores

ジョバンニ・バッティスタ・リッチョ(ca.1609-ca.1621活躍)
リコーダー(またはコルネット)のためのカンツォン
Giovanni Battista Riccio (attivo1609-1621), Canzon a una Flautin overo Cornetto
出典 宗教音楽集第3巻
Il terzo libro dlle divine lodi musicali venezia, 1620

ジョバンニ・バッティスタ・リッチョ 2本のリコーダーのためのカンツォン
Giovanni Battista Riccio (attivo1609-1621), Canzona a doi Flautin
出典 宗教音楽集第1巻
Il primo libro dlle divine lodi musicali venezia, 1612

ジョヴァンニ・パオロ・チーマ (ヴァイオリン、コルネット、ヴィオローノのための)3声のソナタ
Giovanni Paolo Cima(1570年頃生,1622年まで活躍), Sonata a 3 Violino, Cornetto, e Violono
出典 教会コンチェルト集
Concerti Ecclesiastici Mialano,1610

ギヨーム・ブジニャック「すべてが静寂をたもっていた時」/「見よ、愛の祝典」
Guillaume Bouzignac (ca.1587-after 1642), Dum silentium tenerent omnia/Ecce festivitas amoris

マルカントワーヌ・シャルパンティエ「わたしたちの主イエス・キリスト御降誕の歌 」
Marc-Antoine Charpentier (1643-1704), In Nativitatem Domini nostri Jesu Christi Canticum

ほか

コントラポントのクリスマス・コンサート、今回はリコーダー、セルパン(蛇の形をした低音の管楽器)、それにオルガンと共に、若手声楽家による合唱隊が独唱も担当して変化に富んだプログラムを歌います。

前半はイタリア・ルネサンスの音楽です。パレストリーナのミサは厳かな神秘をたたえた作品、それにグレゴリオ聖歌、モテット、華麗なリコーダー独奏曲を加えて聖なる季節を演出します。

後半はフランス・バロックで、まずはブジニャックです。耳慣れない名前かもしれませんが、17世紀前半に南仏で活躍した作曲家です。その作品は大胆で時に奇想天外、とてもそんなに古い音楽とは思えません。もっともっと注目されていい奇才です。
そして最後にお馴染みシャルパンティエの羊飼いの音楽、うきうきとした気分にさせてくれる、美しく楽しいクリスマスの定番です。

クリスマスを迎える季節、今年もコントラポントの心温まるコンサートでお楽しみください!

演奏: 古楽アンサンブル コントラポント

合唱隊   ソプラノ 鏑木綾  神山直子 田村幸代  山口紗知
      アルト  青木美桜 佐藤拓  前島眞奈美
      テノール 金沢青児 富本泰成 沼田臣矢  渡辺研一郎
      バス   大沼海渡 櫻井元希 西久保孝弘
リコーダー 太田光子 辺保陽一
セルパン  橋本晋哉

オルガン・指揮  花井哲郎



チケット:[前売]一般4,000円 ペア7,000円 [当日]一般4,500円 学生:2,500円*
      *学生券は、学生証を提示のうえお求め下さい
      全自由席(会員優先席あり)

前売券取扱:

東東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650 ※セブン-イレブンでの引取可能 ※現在休館中のため窓口取扱いはありません
三鷹市芸術文化センター 1階チケットカウンター ※窓口販売のみ
東京古典楽器センター 03-3952-5515
スペース・セント・ポール(東京カテドラル内) 03-5981-9009
サンパウロ(「四谷」駅前)03-3357-8642 


主催:フォンス・フローリス 助成:文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)



■事前レクチャーミニコンサート

2014年12月6日(土)午後5時〜5時45分(4時30分開場)
聖母病院聖堂(東京都新宿区中落合2-5-1)

ちらし画像21日のコンサートに先立ち、演奏曲からの抜粋と花井哲郎のお話で「45分で理解して楽しむ古楽のア・カペラ・クリスマス」をお届けします。
入場1,000円(21日チケット持参の方は500円、コントラポント友の会会員は無料)です。

演奏予定曲
1. パレストリーナ 「ああ、大いなる神秘」第1部
Giovanni Pierluigi da Palestrina (1525/6-1594), “O magnum mysterium” -prima pars
2. パレストリーナ ミサ《ああ、大いなる神秘》より、キリエ
Palestrina, Missa O magnum mysterium -Kyrie
3. ギヨーム・ブジニャック「すべてが静寂をたもっていた時」「見よ、愛の祝典」
Guillaume Bouzignac (ca.1587-after 1642)
“Dum silentium tenerent omnia”, “Ecce festivitas amoris”
4. マルカントワーヌ・シャルパンティエ「わたしたちの主イエス・キリスト御降誕の歌 」より
「めでたし、幼子」
Marc-Antoine Charpentier (1643-1704), In Nativitatem Domini nostri Jesu Christi Canticum -"Salve puerle"


■第17回定期公演「南仏バロックの巨匠ジャン・ジル」

2014年6月6日(金)午後7時15分(6時45分開場)
カトリック関口教会 東京カテドラル聖マリア大聖堂(東京都文京区関口3-16-15)

演奏曲
ジャン・ジル 死者のミサ(レクィエム)、「あなたを愛します、主よ」
Jean Gilles (1668-1705), Messe des morts/Diligam te, Domine
ほか

ルイ14世の時代ヴェルサイユ宮殿を中心に優雅で美しいフランス・バロックの音楽文化が花開きましたが、ちょうどその頃、南フランスにもヴェルサイユの影響を受けながらすばらしい作曲家たちがいました。

その一人がジャン・ジルです。エク・サン・プロヴァンスやトゥールーズなどで活躍しました。
とくに死者のためのミサ曲「レクィエム」はフランス各地で大好評を博し、18世紀のパリでおこなわれた公開コンサート・シリーズ「コンセール・スピリテュエル」でも、繰り返し演目に取り上げられました。
さらには、ルイ15世や、今年没後250年を記念する作曲家ラモーの追悼行事でも演奏されたことが知られています。

古楽アンサンブル コントラポントの今回の演奏会は、このレクィエムにジルの傑作モテットも加えたプログラムです。
当時の演奏法を再現し、また様々な古楽器を使いますが、特に珍しいのはセルパンというヘビのような形をした管楽器です。バロック時代に教会での演奏によく使われた楽器で、ジルのオーケストラに独特の音色を加えてくれます。

南仏の太陽を思わせるような朗らかで明快なジルのレクィエムは、死者への弔いというよりは、遺された者たちに慰めと希望を与えてくれる名作です。
そして現代日本の私たちにとっても意義深く、また誰もが心から楽しめる音楽であることは間違いありません。
実演される機会の少ないこれらの作品を、バロック音楽の実力派スペシャリスト集団の生演奏で聴ける、貴重な公演です。

演奏: 古楽アンサンブル コントラポント

独唱  ソプラノ dessus:花井尚美
    アルト haute-contre:中嶋克彦
    テノール taille:大久保亮
    バス basse:春日保人

管弦楽 ヴァイオリン・ヴィオラ violons:小野萬里 大西律子 長岡聡季 丹沢広樹 阿部まりこ 上田美佐子 深沢美奈
    バス・ド・ヴィオロン basse de violon:十代田光子 西澤央子
    リコーダー flute a bec:太田光子 辺保陽一
    オーボエ hautbois:尾崎温子
    ファゴット basson:鈴木禎
    セルパン serpent:橋本晋哉
    テオルボ theorbe:金子浩
    オルガン orgue:上尾直毅

合唱隊 ソプラノ dessus:鏑木綾 金成佳枝 神山直子 田村幸代
    アルト hautes-contre:青木美桜 金沢青児 櫻井元希 佐藤拓
    テノール tailles:中村康紀 沼田臣矢
    バリトン basses-tailles:富本泰成 渡辺研一郎
    バス basse:西久保孝弘 松井永太郎

指揮  花井哲郎

チケット:[前売]一般5,000円 ペア9,000円 [当日]一般5,500円 学生:2,500円*(全自由席 *学生券は、学生証を提示のうえお求め下さい)

前売券取扱:

 東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650(セブン-イレブンでの引き取り可能)
 東京古典楽器センター 03-3952-5515
 野上書店(「目白」駅前・店頭での直接販売のみ)
 スペース・セント・ポール(東京カテドラル内)03-3941-497
 サンパウロ(「四谷」駅前)03-3357-8642

主催:フォンス・フローリス


■第16回定期公演「聖週間のア・カペラ合唱音楽」

2014年3月9日(日)午後4時(3時30分開場/3時40分より音楽監督の花井哲郎による解説があります)
聖母病院聖堂
(東京都新宿区中落合2-5-10)

演奏曲
カルロ・ジェズアルド
 『聖務週間日課のためのレスポンソリウム集』より  聖土曜日のレスポンソリウム(全9曲)
 Carlo Gesualdo (ca.1561-1613), Responsoria ad Hebdomadae Sanctae -Responsoria in Sabbato Sancto
ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ
 エレミアの哀歌
 Giovanni Pierluigi da Palestrina (1525?-1594) , Lamentationes Jeremiae
ほか

2013年3月にコントラポント合唱隊初の単独公演としてジェズアルドの聖週間のレスポンソリウムから、聖木曜日と聖金曜日のための全18曲を演奏、大変好評を博しました。今度は残る聖土曜日の9曲に、パレストリーナを始めとしたイタリア・ルネサンスの作曲家によるエレミアの哀歌を加えたプログラムです。若手メンバーによる合唱隊が、魂を揺さぶる聖週間の悔恨の歌を熱唱します。

演奏: 古楽アンサンブル コントラポント合唱隊
 ソプラノ:金成佳枝 鏑木綾 神山直子 田村幸代 森川郁子 山中さゆり
 アルト: 青木美桜 金沢青児 佐藤拓
 テノール:富本泰成 中村康紀 沼田臣矢
 バリトン:大野和仁 櫻井元希 渡辺研一郎
 バス:  西久保孝弘 南方隼紀 望月忠親
指揮: 花井哲郎

チケット:[前売]一般4,200円 ペア7,400円 [当日]一般4,700円 学生:2,500円*(全自由席 *学生券は、学生証を提示のうえお求め下さい)

前売券取扱:

 東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650(セブン-イレブンでの引き取り可能)
 東京古典楽器センター 03-3952-5515
 スペース・セント・ポール(東京カテドラル内)03-3941-497
 サンパウロ(「四谷」駅前)03-3357-8642

主催:フォンス・フローリス 助成:文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)


■第15回定期公演「コントラポントと祝う楽しいクリスマス〜ドイツ・バロックの豪華なクリスマス音楽!」

2013年12月15日(日)午後2時(1時30分開場)
渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール(東京都渋谷区桜丘町23-21)

〈コントラポント友の会〉スタート!  詳しくはこちらをご覧ください

演奏曲
ミヒャエル・プレトリウス Michael Praetorius (1571-1621)
「甘い喜びのうちに」In dulci jubilo
「幼子が生まれた」Puer natus

ヨハン・ヘルマン・シャイン Johann Hermann Schein (1586-1630)
「羊飼い達よ、誰を探しているのですか」 Quem vidistis pastores

ザムエル・シャイト Samuel Scheidt (1587-1653)
「天使は羊飼いに言った」 Angelus ad pastores ait

アンドレアス・ハンマーシュミット Andreas Hammerschmidt (1612-1675)
「喜び、喜び、大いなる喜び」"Freude, Freude, grosse Freude"

ハインリヒ・シュッツ Heinrich Schuetz (1585-1672)
「イエス・キリスト降誕の物語」抜粋 Historia der Geburt Jesu Christi
 今日キリストが生まれた」"Hodie Christus natus est"
「幼子がわたしたちに生まれた」"Ein Kind ist uns geboren"

ドイツ初期バロックを代表する3人の作曲家、シュッツ、シャイン、シャイトを中心とした、楽しいクリスマスの音楽を集めました。6名の歌手に、器楽はヴァイオリンの他、コルネットやトロンボーン、ドゥルツィアンといった古楽器の金管楽器が加わったアンサンブルです。聞き覚えのあるクリスマスの讃美歌、お馴染みシュッツの心温まるクリスマスの物語、ヴェネツィアの複合唱の様式を取り入れた豪華なモテットなど、変化に富んだプログラムです。

演奏: 古楽アンサンブル コントラポント
 ソプラノ:花井尚美 広瀬奈緒
 テノール:石川洋人 谷口洋介 福島康晴
 バス:藤井大輔
 ヴァイオリン・ヴィオラ:小野萬里 丹沢広樹
 ヴィオローネ:西澤央子
 コルネット:上野訓子 笠原雅仁
 サックバット(バロック・トロンボーン):小倉史生 宮下宣子
 ドゥルツィアン:鈴木禎
 オルガン:上尾直毅
 リュート:金子浩
指揮: 花井哲郎

チケット:前売:一般4,500円 ペア8,000円 当日:一般4,900円 学生:2,500円*(全自由席 *学生券は、学生証を提示のうえお求め下さい)
前売券取扱:
 東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650(セブン-イレブンでの引き取り可能)
 東京古典楽器センター 03-3952-5515
 野上書店(「目白」駅前・店頭での直接販売のみ)
 スペース・セント・ポール(東京カテドラル内)03-3941-497
 サンパウロ(「四谷」駅前)03-3357-8642


主催:フォンス・フローリス 助成:文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)

■第14回定期公演「シャルパンティエ 聖母の晩課」

2013年6月5日(水)午後7時15分(6時30分開場)
東京カテドラル 関口教会聖マリア大聖堂(東京都文京区関口3-16-15)

受難のレクイエムシャルパンティエは17世紀パリで活躍した、フランス・バロックを代表する作曲家です。端正なつくりの中にも時に劇的な表現を含んだ、個性的な作品を多数残しています。「真夜中のミサ」や「テ・デウム」が有名ですが、今回はあまり演奏されることのない、聖母にちなんだ晩課のための作品、それも、独唱、合唱と通奏低音という、オーケストラを含まない編成の作品ばかりを集めました。シャルパンティエの宗教声楽の美しさがもっとも純粋な形で結晶化した珠玉の作品群です。17世紀フランスで歌われていた独特のグレゴリオ聖歌を交えて、典礼の形式で組んだプログラムです。17世紀パリの香り豊かな夕べの祈りを堪能できることと思います。


演奏曲
マルカントワーヌ・シャルパンティエ Marc-Antoine Charpentier (1643-1704)
「主は言われた」(詩編110編)Psalmus 109: Dixit Dominus H.197
「主が家を建てられるのでなければ」(詩編127 編)Psalmus 126: Nisi Dominus H.160
「エルサレムよ、ほめたたえよ」(詩篇第147編)Psalmus 147: Lauda Jerusalem H.210
「エルサレムよ、ほめたたえよ」の後のアンティフォナ「あなたは麗しく、美しくあられます」Antienne apres Lauda Jerusalem: Pulchra es et decora
小課 capitulum
賛歌「アヴェ・マリス・ステラ(めたし海の星)」Ave maris stella H.67
マニフィカト・アンティフォナ「あなたの庇護のもとに」Magnificat antiphona: Sub tuum praesidium H.20
マニフィカト Magnificat H.80
オルガンなしの聖母へのアンティフォナ「あなたの庇護のもとに」Antiphona sine organo ad virginem: Sub tuum praesidium H.28
祈祷 preces
三重合唱のためのサルヴェ・レジーナ(めでたし元后) Salve Regina a 3 choeurs H.24
人々と天使の間で交わされる、聖なるおとめマリアを讃える歌「告げ知らせてください、気高き者たち」
Canticum in honorem Beatae Virginis Mariae inter homines et angelos ('Annutiate superi, narrate coeli') H.400

演奏: 古楽アンサンブル「コントラポント」
独唱
アルト haute-contre: 上杉清仁
テノール taille: 石川洋人
バス basse: 春日保人
合唱隊
ソプラノ dessus: 乾菫子 鏑木綾 神山直子 染谷熱子 田村幸代 山中さゆり
アルト hautes-contre: 金沢青児 久保法之 関奈美
テノール tailles: 富本泰成 中村康紀 渡辺研一郎
バス basses: 櫻井元希 西久保孝弘 山崎亮
器楽
バス・ド・ヴィオロン basse de violon: 高橋弘治
ファゴット basson: 鈴木禎
テオルボ theorbe: 金子浩
オルガン orgue: 花井哲郎

指揮: 花井哲郎

【チケット】前売 一般 4,500円 ペア 8,000円 学生 2,500円*/当日 5,000円(全自由席)
【前売取扱】 *学生券は学生証を提示の上お求め下さい
 東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650(セブンイ-レブンでの引き取り可能)
 東京古典楽器センター 03-3952-5515
 スペース・セントポール(東京カテドラル内)03-3941-4971
 サンパウロ(四谷駅前) 03-3357-8642

主催:フォンス・フローリス 助成:文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)

■第13回定期公演 受難のレスポンソリウム
 
 合唱隊によるアカペラの演奏会 ジェズアルド没後400年記念

2013年3月17日(日)午後4時(3時30分開場/3時40分より音楽監督の花井哲郎による解説があります)
聖母病院・聖堂
(東京都新宿区中落合2-5-10)

受難のレクイエムイタリアの後期ルネサンスが生んだ作曲家ジェズアルドは、その特異な才能のみならず、ヴェノーザ公国君主としての、音楽家としては特権的な立場から類い希な作品を創り出しました。愛とその苦悩を、大胆な転調と半音階で激しく表現したマドリガーレの数々は、16世紀後半イタリアで特に大きく花開いた世俗ポリフォニーの中でも異彩を放っています。

1611年に出版された『聖週間のレスポンソリウム集』はジェズアルドの宗教音楽の傑作です。ここにはテネブレと呼ばれる、キリストの受難と死を記念する聖なる3日間の夜の祈りのための音楽が、一大サイクルとして含まれています。その中心をなすのが、9曲ずつ3日分のレスポンソリウムです。典礼の中で朗読に対する黙想の音楽として歌われるグレゴリオ聖歌のレスポンソリウム(応唱)が、その歌詞と構造はそのままに、6声部の声楽作品として作曲されています。マドリガーレで培われた技法がここでは、キリストの苦悩を表現し、その響きは魂をえぐるようです。

古楽アンサンブル「コントラポント」の一部門として、若手声楽家を中心に結成された新進気鋭の合唱隊が、その音楽的情熱をすべて注ぎ込んだ、渾身の歌唱を披露します。

演奏曲
カルロ・ジェズアルド 『聖週間のレスポンソリウム集』より
聖木曜日のレスポンソリウム(全9曲) 聖金曜日のレスポンソリウム(全9曲)
Carlo Gesualdo (ca.1561-1613), Responsoria ad Hebdomadae Sanctae
-Responsoria in Coena Domini -Responsoria in Parasceve

演奏: 古楽アンサンブル「コントラポント」合唱隊
ソプラノ 内野明香 鏑木綾 神山直子 染谷熱子 田村幸代 中山美紀
アルト  佐藤拓 中村響 成田拓也
テノール・バリトン 櫻井元希 富本泰成 中村康紀 橋本光 林史哉 渡辺研一郎
バス   南方隼紀 西久保孝弘 原田敬大

指揮: 花井哲郎

【チケット】前売 一般 4,000円 ペア 7,000円 学生 2,500円*/当日 4,500円(全自由席)
【チケット取扱】 *学生券は学生証を提示の上お求め下さい
 東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650(セブンイレブンでの引き取り可能)
 東京古典楽器センター 03-3952-5515
 スペース・セントポール(東京カテドラル内)03-3941-4971
 サンパウロ(四谷駅前) 03-3357-8642

主催:フォンス・フローリス

■合唱団フォンス・フローリス 第5回コンセール・スピリチュエル
  「フランス・バロックの宗教音楽」

2012年7月16日(月・祝)午後2時(1時30分開場)上野学園 石橋メモリアルホール

フランス・バロックの宗教音楽コントラポントがラモーとカンプラの名曲を演奏いたします!
リーダー花井哲郎のもとに集まり、東京と関西で練習を重ねている「合唱団フォンス・フローリス」の第5回演奏会です。

演奏曲:ジャン=フィリップ・ラモー 「主が連れ帰ってくださったとき」
    Jean-Philippe Rameau (1683-1764), In convertendo Dominus
    アンドレ・カンプラ レクイエム 
    Andre Campra (1660-1744), Requiem

出演者・曲目・チケット等の詳細は合唱団フォンス・フローリスのサイトをご覧下さい

■第12回定期演奏会 ビクトリア、ジョヴァンニ・ガブリエリ没後400年記念 勝利のミサと聖母の晩課

2012年2月17日(金)午後7時(6時30分開場)カテドラル関口教会 聖マリア大聖堂

コントラポントと祝う楽しいクリスマスコントラポント2012年の演奏会のご案内です。
関西で活躍中の金管アンサンブルをスペシャルゲストに迎え、17世紀初頭の名作の数々によるプログラムをお届けします。ヴェネツィアのサンマルコ大聖堂を思わせる響きの聖マリア大聖堂での、華やかで意欲的な演奏をどうぞお楽しみに!

出演者・曲目・チケット等の詳細はこちらをご覧下さい

2月15日:
花井哲郎による直前メッセージと、リハーサルの様子をブログに掲載しました。


■第11回定期演奏会 コントラポントと祝う楽しいクリスマス〜クリスマス・キャロルとバロックの名曲

2011年12月14日(水)午後7時 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール(渋谷区桜丘町23-21)

親しみやすいフランスのノエルの旋律に基づいたミサ曲、聖夜のほのぼのとした羊飼いの情景を歌った小オラトリオなどに、誰でも耳にしたことのあるドイツのクリスマス・キャロルやパッヘルベルのカノンなどの名曲を交えた、クリスマスのバロック音楽決定版プログラムです!本格的な古楽アンサンブルの演奏で、楽しいクリスマスのひとときをお過ごしください。

演奏曲
ミヒャエル・プレトリウス「 甘い喜びのうちに」「幼子が生まれた」
Michael Praetorius (1571-1621) , “In dulci jubilo” “Puer natus”
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク「 今日キリストがお生まれになった」
Jan Pieterszoon Sweelinck (1562-1621), “Hodie Christus natus”
ヨハン・パッヘルベル 3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調
Johann Pachelbel (1653-1706), Kanon und Gigue in D-Dur fuer drei Violinen und Basso Continuo
ハインリヒ・シュッツ 「 イエス・キリスト降誕の物語」抜粋
Heinrich Schuetz (1585-1672), Historia der Geburt Jesu Christi
マルカントワーヌ・シャルパンティエ 真夜中のミサ
Marc-Antoine Charpentier (1643-1704)
ほか

演奏: 古楽アンサンブル「コントラポント」
〈独唱〉
ソプラノ:花井尚美 広瀬奈緒 アルト:上杉清仁 中嶋俊晴 テノール:及川豊 谷口洋介 バス:春日保人
〈管弦楽〉
ヴァイオリン・ヴィオラ:小野萬里 丹沢広樹 阿部まりこ
ヴィオラ・ダ・ガンバ:深沢美奈
ヴィオローネ:西澤央子
リコーダー:太田光子 辺保陽一
ファゴット:永谷陽子
テオルボ:金子浩

オルガン(リーダー): 花井哲郎

【チケット】前売 一般 4,000円 ペア 7,000円 学生 2,500円*/当日 4,500円(全自由席)
【チケット取扱】 *学生券は学生証を提示の上お求め下さい
 東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650(セブンイレブンでの引き取り可能)
 東京古典楽器センター 03-3952-5515
 スペース・セントポール(東京カテドラル内)03-3941-4971
 サンパウロ(四谷駅前) 03-3357-8642

主催:フォンス・フローリス 助成:文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)


■第10回演奏会 『聖母被昇天のミサ』〜17世紀パリ夏の祭典

2011年6月10日(金)午後7時 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール(渋谷区桜丘町23-21)

第10回演奏会ちらしフランス・バロックを代表する宗教音楽作曲家シャルパンティエが作ったミサ曲の最高峰「ミサ《マリアは天に上げられ》」を中心としたプログラムです。この祝日の出来事を、マリアとイエスという登場人物と合唱によって物語っていく、一種の小さなオラトリオ、そして特に序曲によって広く知られた名曲、テ・デウムを合わせて上演します。
古楽声楽を専門とする独唱者、若手声楽家によるプロの小合唱、そしてリコーダー、バロック・オーボエ、テオルボなどを含む古楽器によるオーケストラが、フランス・バロック特有の演奏法に基づき、時代様式を生かした演奏で、名曲を現代に甦らせます。「コントラポント」はこの演奏会で10回目の定期公演を記念します。

演奏曲
マルカントワーヌ・シャルパンティエ Marc-Antoine Charpentier (1643 -1704)
 ミサ《マリアは天に上げられ》 Missa Assumpta est Maria H.11
 聖母被昇天の小オラトリオ In Assumptione Beatae Mariae Virginis H.353
 テ・デウム Te Deum H.146

演奏: 古楽アンサンブル「コントラポント」
〈独唱〉
ソプラノdessus:花井尚美 広瀬奈緒 アルトhaute-contre:上杉清仁
テノールtailles:及川豊 谷口洋介 バスbasse:春日保人
〈管弦楽〉
ヴァイオリン・ヴィオラ violons: 小野萬里 大西律子 本多洋子 丹沢広樹 深沢美奈 阿部まりこ 上田美佐子
チェロ basse de violon:高橋弘治 ヴィオローネ violone:西澤誠治
リコーダー flutes a bec:太田光子 辺保陽一 オーボエ hautbois:尾崎温子 森綾香 ファゴット basson:永谷陽子
トランペット trompette:斉藤秀範 ティンパニ timbales:松下真也
テオルボ theorbe:金子浩 オルガン orgue:上尾直毅
〈合唱〉
ソプラノ dessus:鏑木綾 櫻田江美 高松令美 森川郁子 アルト hautes-contre:長谷部千晶 久保法之
テノール tailles:坂口寿一 佐藤拓 バリトン basses-tailles:櫻井元希 富本泰成
バス basses:西久保孝弘 堤智洋 望月忠親

指揮: 花井哲郎

【チケット】前売 一般 4,000円 ペア 7,000円 学生 2,500円*/当日 4,500円(全自由席)
【チケット取扱】 *学生券は学生証を提示の上お求め下さい
 東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650(セブンイレブンでの引き取り可能)
 東京古典楽器センター 03-3952-5515
 スペース・セントポール(東京カテドラル内)03-3941-4971
 サンパウロ(四谷駅前) 03-3357-8642

主催:フォンス・フローリス 助成:文化芸術振興費補助金(芸術創造活動特別推進事業)


■第8回演奏会 『ルイ14世のミサ』

2010年9月3日(金)午後7時 東京カテドラル 聖マリア大聖堂

ルイ14世のミサ 太陽王ルイ14世のヴェルサイユ宮廷礼拝堂副楽長で、フランス・バロックを代表する作曲家の一人ド・ラランドの名曲を集めた演奏会です。当時の国王のミサでは一般的なミサ曲ではなく、グラン・モテと呼ばれる独唱、合唱、管弦楽による一種のカンタータを数曲連ねた典礼が行われていました。時によると当時としては大編成の宮廷楽団によって演奏されていたことが知られています。本邦では演奏機会の少ない名作「深き淵から」を中心に、ド・ラランドのグラン・モテと、国王が特に好んだ管弦楽作品を演奏します。
特に今回の演奏会から、古楽アンサンブル「コントラポント」に若手声楽家20名ほどによる合唱が新たに加わり、演奏に花を添えます。その鮮烈な響きにどうぞご期待ください。

出演:
独唱
ソプラノ dessus:花井尚美 アルト haute-contre:上杉清仁 テノール taille:及川豊 バス basse:春日保人
管弦楽
ヴァイオリン・ヴィオラ violons:
小野萬里(コンサートマスター)大西律子 丹沢広樹 本多洋子
阿部まりこ 上田美佐子 小林瑞葉 深沢美奈
バス・ド・ヴィオロン basse de violon:西澤央子 ヴィオラ・ダ・ガンバ viole:多井智紀
フラウト・トラヴェルソ flute :春日保人 オーボエ hautbois:三宮正満 尾崎温子
ファゴット basson:永谷陽子 テオルボ theorbe:金子浩 オルガン、ギター orgue, guitare:上尾直毅
トランペット trompette:斉藤秀範  ティンパニ timbales:松下真也
合唱
ソプラノ dessus: 上田絢香 小澤淑恵 鏑木綾 坂本久美 櫻田江美
アルト haute-contre: 佐藤優衣 佐々木美歌 関奈美 長谷部千晶
テノール taille: 坂口寿一 佐藤拓 富本泰成
バリトン basse-taille: 大野和仁 櫻井元希 能登健太
バス basse: 西久保孝弘 福永一博

曲目:
ミシェル・リシャール・ド・ラランド Michel-Richard de Lalande (1657-1726)
「 ゆるされたものは幸い」 Beati quorum remissae sunt
「 深き淵から」De profundis
「 テ・デウム」Te Deum
『 王の晩餐のためのサンフォニー』より 第2ファンタジーあるいはカプリース
 Symphonies pour les Soupers du Roy, Deuxieme Fantaisie ou Caprice
『 ヴェルサイユの泉』より シャコンヌ Les Fontaines de Versailles, Chaconne

チケット 前売 一般4,000円 ペア7,000円 学生2,500円* 当日 一般4,500円(全自由席)
      *学生券は学生証を提示の上お求め下さい
チケット取扱
     東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650(セブンイレブンでの引き取り可能)
     スペース・セントポール(東京カテドラル内) 03-3941-4971
     東京芸術劇場チケットサービス 03-5985-1707
     東京古典楽器センター 03-3952-5515
     サンパウロ(四谷駅前) 03-3357-8642

主催・問い合わせ先:フォンス・フローリス 助成:芸術文化振興基金

■第7回演奏会 『テネブレ〜17世紀フランス聖週間の音楽』

2010年3月19日(金)午後7時 東京カテドラル 聖マリア大聖堂

テネブレ〜17世紀フランス聖週間の音楽 17世紀フランスで作曲された、復活祭前の聖週間にふさわしい改悛の音楽を集めて演奏します。教会の典礼では聖週間最後の3日間に「エレミアの哀歌」が朗読されますが、それを歌詞として独唱、重唱用のモテットとして作曲された「ルソン・ド・テネーブル」には名作がいくつもあります。この演奏会では有名なクープランの「ルソン」のほか、シャルパンティエが3人の独唱者と器楽アンサンブルのために作曲した作品を取り上げます。シャルパンティエのミゼレーレは代表的な改悛の詩編です。デュ・モンは、のちにヴェルサイユで花開く大規模モテット「グラン・モテ」の基礎を築きました。初演当時のオリジナル編成と考えられる小編成による「バビロンの流れのほとりにて」のほか、一種のオラトリオである「魂の対話」を演奏します。

出演:
ソプラノ 名倉亜矢子 花井尚美  オートコントル(カウンターテナー) 上杉清仁
テノール 及川豊 根岸一郎  バス 春日保人
ヴァイオリン 小野萬里 丹沢広樹   チェロ 西澤央子
リコーダー 太田光子 辺保陽一   テオルボ 金子浩   オルガン 花井哲郎(リーダー)

曲目:
アンリ・デュ・モン Henry Du Mont (c.1610 - 1684)
 バビロンの流れのほとりにて 魂の対話 Super fl umina Babylonis / Dialogus de anima
フランソワ・クープラン Francois Couperin (1668 - 1733)
 ルソン・ド・テネーブル(エレミアの哀歌)より Lecons de tenebres
マルカントワーヌ・シャルパンティエ Marc-Antoine Charpentier (1643 - 1704)
 イエズス会のミゼレーレ Miserere des Jesuites
 ルソン・ド・テネーブル(エレミアの哀歌)より Lecons de tenebres

チケット 前売 一般4,000円 ペア7,000円 学生2,500円* 当日 一般4,500円(全自由席)
      *学生券は学生証を提示の上お求め下さい
チケット取扱
     スペース・セントポール(東京カテドラル敷地内) 03-3941-4971
     東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
     東京芸術劇場チケットサービス 03-5985-1707
     東京古典楽器センター 03-3952-5515
     サンパウロ(四谷駅前) 03-3357-8642
     電子チケットぴあ(2010年1月5日発売)0570-02-9999 http://pia.jp/t

主催:フォンス・フローリス 助成:文化庁 平成21年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動特別推進事業)

■第6回演奏会 『17世紀パリのクリスマス』

2009年12月23日(水・祝)午後3時 トッパンホール

17世紀パリのクリスマス17世紀フランス最大の宗教音楽作曲家シャルパンティエの代表作である「真夜中のミサ」を中心としたプログラム。当時のパリではクリスマスの深夜にノエルを歌う習慣があり、そういった状況のもとに馴染みやすいフランス古来のクリスマスのメロディーが多数織り込まれたこのミサ曲が作曲されました。今回は間奏として短いオラトリオ、オルガン曲、さらには原曲のノエルなどを挿入して、当時の典礼を再現しつつ演奏していきます。
2007年に演奏された曲の一部をお聴きいただけます! 演奏試聴ページへ

出演:
ソプラノ 名倉亜矢子 花井尚美 アルト 横町あゆみ 長谷部千晶
テノール 及川豊 根岸一郎 バス 春日保人 小笠原美敬
ヴァイオリン 小野萬里 丹沢広樹  ヴィオラ 上田美佐子 チェロ 高群輝夫
リコーダー 太田光子 辺保陽一 ファゴット 永谷陽子
テオルボ 金子浩  オルガン 花井哲郎(リーダー)

曲目:
マルカントワーヌ・シャルパンティエ Marc-Antoine Charpentier (1643 - 1704)
 真夜中のミサ 「主の御降誕の時の天使とユダヤの羊飼いたちの対話」 マニフィカト
 Messe de minuit H.9 / Dialogus inter angelos et pastores Judeae in nativitatem Domini H.420 / Magnificat H.78
 器楽のノエル「陽気な羊飼いたちはどこへ行くのか」「家畜に草を与えよ」「さて、マリアがわたしたちに言うには」
 Noel: Ou s'en vont ces gais bergers? H.543, Laissez paitre vos betes H.531b, Or nous dites, Marie H.543
ジャン・アダン・ギラン Jean Adam Guilain (1702-39頃活躍)
 第1旋法の組曲より プラン・ジュ Plein jeu - Suite du premier ton
アンドレ・レゾン Andre Raison (before 1650-1719)
 オルガンノエル「ヨセフは良い妻をめとり」 Noel: Joseph est bien marie
ニコラ・ルベーグ Nicolas Lebegue (1631-1702)
 オルガンノエル「若いおとめは」 Noel: Une vierge pucelle

チケット 前売 一般4,000円 ペア7,000円 学生2,500円 当日 一般4,500円(全自由席)
      *学生券は学生証を提示の上お求め下さい
チケット取扱
     チケット取扱 トッパンホールチケットセンター 03-5840-2222
     東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
     東京芸術劇場チケットサービス 03-5985-1707
     東京古典楽器センター 03-3952-5515
     サンパウロ(四谷駅前) 03-3357-8642
     スペース・セントポール(東京カテドラル敷地内) 03-3941-4971 
     電子チケットぴあ 0570-02-9999 http://pia.jp/t

主催:フォンス・フローリス 助成:文化庁 平成21年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動特別推進事業)

■合唱団フォンス・フローリス 第3回コンセール・スピリチュエル
  「フランス・バロック宗教音楽の夕べ」

2009年8月28日(金)午後7時 杉並公会堂大ホール(JR中央線・東京メトロ丸ノ内線荻窪駅北口から徒歩7分)

コンセール・スピリチュエル Concert Spirituel とは、「宗教的演奏会」を意味するフランス語で、18世紀のパリで定期的に開催された演奏会シリーズの名前です。ド・ラランドをはじめとする17世紀の宗教音楽などが演奏されました。合唱団フォンス・フローリス演奏会のタイトルとして、21世紀東京版コンセール・スピリチュエルという意気込みで借用しました。
ド・ラランドやリュリなどヴェルサイユ宮殿で活躍した作曲家達は管弦楽、独唱と大規模な合唱のためのモテット、いわゆるグラン・モテ grands motets を多数残しています。このシリーズでは日本ではあまり知られていないこれらフランス・バロックの宗教作品の演奏に取り組んでいます。
今回は、罪の悔い改めを魂が揺さぶられるように歌うリュリの名曲「ミゼレーレ」、ド・ラランドの躍動感あふれる喜びの歌「全地よ、神に喜び歌え」(ジュビラーテ)、そして壮大な感謝の讃歌「テ・デウム」を演奏。独唱と管弦楽には、17世紀宗教音楽を声楽と器楽で演奏する古楽アンサンブル「コントラポント」が、 多数の器楽奏者を加えた特別編成で出演します。

出演:
〈合唱〉合唱団フォンス・フローリス Choeur Fons Floris
古楽声楽アンサンブルの分野で活動を続ける花井哲郎に日頃指導を受ける合唱団、声楽アンサンブルが、一堂に会して結成したプロジェクト合唱。フランス・バロックの宗教音楽を専門とし、ヴェルサイユ宮廷礼拝堂やフランスのカテドラルに鳴り渡った壮麗なモテットの響きを大合唱で再現。ラテン語の17世紀フランス式の発音、それに基づいた発声、イネガルや装飾法など、フランス・バロック特有の演奏法にこだわって練習しています。

〈小合唱〉アンサンブル・フォンス・フローリス Ensemble Fons Floris
本格的な古楽演奏を目指す若手声楽家によるアンサンブル。花井哲郎指導のもと、中世、ルネサンスからバロックまで様々な分野の声楽作品の演奏に取り組んできている。

〈独唱と管弦楽〉古楽アンサンブル「コントラポント」
ソプラノ dessus 花井尚美 オートコントル hautes-contre 上杉清仁
テノール taille 及川豊 バリトン basse-taille 根岸一郎 バス basse 春日保人
ヴァイオリン・ヴィオラ violons 小野萬里 大西律子 丹沢広樹 本多洋子 深沢美奈 宮崎容子 上田美佐子 小林瑞葉
チェロ basses de violons 西澤央子 高群輝夫 オーボエ hautbois 尾崎温子 篠原由桂 ファゴット basson 永谷陽子
トランペット trompette 斉藤秀範 ティンパニ timbales 村本寛太郎 テオルボ theorbe 金子浩
オルガン orgue 能登伊津子 指揮 花井哲郎

曲目:
ジャン=バティスト・リュリ「ミゼレーレ」「めでたし 元后」
Jean-Baptiste Lully (1632-1687), Miserere, Salve Regina
ミシェル=リシャール・ド・ラランド「全地よ、神に喜び歌え」「テ・デウム」
Michel-Richard de Lalande (1657-1726), Jubilate Deo omnis terra, Te Deum

チケット 前売 一般2,500円 学生1,500円 当日 一般3,000円(全自由席)
      *学生券は学生証を提示の上お求め下さい
チケット取扱 東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
       東京芸術劇場チケットサービス 03-5985-1707
       東京古典楽器センター 03-3952-5515
       スペース・セント・ポール(東京カテドラル内) 03-3941-4971
       サンパウロ 03-3357-8642

主催:フォンス・フローリス 助成:文化庁 平成21年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動特別推進事業)


■第5回演奏会 『南米バロック!17世紀チュキサカとアフロ・アメリカンの宗教音楽』
         〜アドリアン・ファン・デル・スプールを迎えて

2008年11月28日(金)午後7時 トッパンホール

昨年の目白バ・ロック音楽祭での公演に引き続いて、スペイン・ラテンアメリカ音楽のスペシャリスト、アドリアン・ファン・デル・スプールを迎えての、楽しいラテン・バロックの演奏会です。15世紀以来スペイン語による宗教音楽「ビリャンシーコ」がイベリア半島とラテンアメリカの教会で大変好まれ、多数の作品が残されています。特に素朴な羊飼いが主役のクリスマスのビリャンシーコは様々な形で作詞、作曲されてきました。素朴さを強調するために、羊飼いはしばしばジプシーや、当時奴隷としてラテンアメリカ社会に根付いていたアフリカ人の訛りを取り入れて、アフリカ風ビリャンシーコなどが作られました。今回はそのような17世紀のアフロな音楽や南米のチュキサカ(現在のボリビアのスクレ)の大聖堂に伝わるバロックの宗教音楽をお楽しみいただきます。

出演:
客演指揮・歌・ギター・打楽器 アドリアン・ファン・デル・スプール
ソプラノ 花井尚美 鈴木美登里 北條加奈  アルト 田村由貴絵 横町あゆみ
テノール 及川豊 谷口洋介
ヴィオローネ 西澤央子 ヴィオラ・ダ・ガンバ 安孫子みかほ ハープ・チェンバロ 能登伊津子
ドゥルチアン 古橋潤一 リュート・ギター 金子浩   
オルガン 花井哲郎(リーダー)

曲目:
フアン・デ・アラウホ 「さあ一斉に喜びの声を」「よからぬ情熱を刈り入れ」「私の王がベトレヘムに生まれた」
「星の仲間の兄弟たち」「海へ、船乗りたちよ」「羊飼いよ、眠りこけて」

Juan de Araujo (1646-1712), Hagan la salva! , A recoger pasiones inhumanas, Pues mi rey ha nacido en Belen
Los coflades de la estleya, A la mar marineros, Pastorcillo que al sueno entregado
作者不詳(17世紀スクレ) 「やさしい涙を」 「幼子の誕生を祝う」
Anonimo, Con tan tierno llanto, Por celebrar del Infante
アントニオ・デ・サラサール 「ランラン、おいらはアントン」
Antonio de Salazar (1650-1715), Tarara qui yo soy Anton
ガスパール・フェルナンデス 「教えてあげよう」
Gaspar Fernandes (ca.1570-1629?), Eso rigo re repenteca.
作者不詳(17世紀ポルトガル、コインブラ)「ご存じですか、皆様」「バスティアン、バスティアン」
Anonimo, Sa qui turo zente pleta, Bastiao, Bastiao

アドリアン・ファン・デル・スプール Adrian Rodriguez Van der Spoel
アドリアン・ファン・デル・スプールアルゼンチン生まれ。アルゼンチンおよびオランダのアムステルダム・スウェーリンク音楽院で指揮と作曲を学んだ後、古楽に専念、パウル・ファン・ネーフェルとヨス・ファン・フェルトホーフェンに師事。特に17,8世紀のスペイン、アメリカのレパートリーを研究し、自身の創設したアンサンブル「ムジカ・テンプラーナ」とともにギター、打楽器などを演奏、また歌手として欧米諸国で録音、演奏活動を行う。最新のCDは『18世紀ラテン・アメリカのビリャンシーコ』で2008年にリリース。様々なアンサンブルの指揮者としても活躍、バッハ「マタイ受難曲」、モンテヴェルディ「聖母の晩課」、パーセル「ダイドーとエネアス」、フランチェスカ・カッチーニのオペラ「ルッジェーロの救出」、またユトレヒト古楽祭ではタリスの40声のモテット「あなたをおいて他に望みは」Spem in aliumやフィリドールとコンティのオペラ・ブッファなども指揮する。
また、ブエノス・アイレス・カトリック大学、ブラバント音楽院などで講師を務める他、ラテン・アメリカのバロック音楽に関する公演等を行う。2006年と2007年に来日、古楽アンサンブル「コントラポント」やアントネッロと共演して大好評を博す。

チケット 前売 一般4,500円 学生2,500円 当日 一般5,000円 学生3,000円(全自由席)
      *学生券は学生証を提示の上お求め下さい
チケット取扱 電子チケットぴあ(一般券のみ) 0570-02-9999 http://pia.jp/t Pコード:290-477
       トッパンホールチケットセンター 03-5840-2222
       東京文化会館チケットサービス 03-5815-5452
       東京芸術劇場チケットサービス 03-5985-1707
       東京古典楽器センター 03-3952-5515
       スペース・セント・ポール(東京カテドラル内) 03-3941-4971
       サンパウロ 03-3357-8642

主催:フォンス・フローリス 平成20年度文化庁芸術創造活動重点支援事業

■第4回演奏会 シャルパンティエ「サウルとヨナタンの死」

2008年7月21日(月祝)午後3時 トッパンホール

シャルパンティエは17世紀パリで活躍した、フランス・バロックを代表する作曲家です。古楽声楽と古楽器のスペシャリスト集団コントラポントでは、昨年の「真夜中のミサ」に引き続いて、今年はシャルパンティエの代表的なオラトリオ「サウルとヨナタンの死」を取り上げることになりました。やはりコントラポント昨年の公演曲目の一つであった名作「イェフテ」の作曲家カリッシミが確立した伝統をシャルパンティエは引き継ぎ、イタリア起源のオラトリオをフランス的な装いとともに発展させました。旧約聖書中でも特に心揺さぶるサウル、ヨナタン、そしてダヴィデ王をめぐる物語をフランス・バロックの様式美の中に表現した傑作オラトリオ、また、宗教音楽家シャルパンティエの本領が存分に発揮された美しい聖母賛歌をお楽しみください。

出演:
ソプラノ   鈴木美登里 花井尚美   アルト 横町あゆみ
テノール   及川豊 櫻田亮 谷口洋介 バス  小笠原美敬 春日保人
ヴァイオリン 小野萬里  丹沢広樹   ヴィオローネ 西澤央子
ヴィオラ・ダ・ガンバ 安孫子みかほ   リュート   金子浩
オルガン、レガール、チェンバロ 花井哲郎(リーダー)

曲目:
マルカントワーヌ・シャルパンティエ Marc-Antoine Charpentier(1643-1704)
聖母の祝日のためのモテット Pro omnibus festis B.V.M. H.333
聖母の連祷 Litanies de la vierge H.83
オラトリオ「サウルとヨナタンの死」 Mors Sauelis et Jonathae H.403

チケット 前売 一般4,500円 学生2,500円 当日 一般5,000円 学生3,000円(全自由席)
      *学生券は学生証を提示の上お求め下さい
チケット取扱 電子チケットぴあ(一般券のみ) 0570-02-9999 http://pia.jp/t
       トッパンホールチケットセンター 03-5840-2222
       東京文化会館チケットサービス 03-5815-5452
       東京芸術劇場チケットサービス 03-5985-1707
       東京古典楽器センター 03-3952-5515
       サンパウロ 03-3357-8642

主催:フォンス・フローリス 平成20年度文化庁芸術創造活動重点支援事業

■第3回演奏会 コントラポント・クリスマスコンサート 『シャルパンティエのクリスマス』

2007年12月15日(土)午後7時 杉並公会堂大ホール(JR中央線・東京メトロ丸ノ内線荻窪駅北口から徒歩7分)

演奏の一部をお聴きいただけます! 演奏試聴ページへ
シャルパンティエは17世紀パリで活躍した、フランス・バロックを代表する作曲家です。端正なつくりの中にも時に劇的な表現を含んだ、大変個性的で美しい作品を多数残しています。特にクリスマスのためのミサ曲や小オラトリオなどは、聖夜の情感とシャルパンティエの特質が実に見事に融和した傑作揃いです。古楽声楽と古楽器のスペシャリスト集団コントラポントが、フランス・バロック特有の様式を徹底的に追求した優雅な響きで、代表作「真夜中のミサ」などを演奏します。

ソプラノ   鈴木美登里 花井尚美   アルト  及川豊   横町あゆみ
テノール   谷口洋介  野村和貴   バス   浦野智行  春日保人
ヴァイオリン 小野萬里  丹沢広樹   ヴィオラ 上田美佐子
ヴィオローネ 西澤央子         ヴィオラ・ダ・ガンバ 安孫子みかほ
フルート、リコーダー   菊池香苗 国枝俊太郎
リュート   金子浩          オルガン 花井哲郎(リーダー)

マルカントワーヌ・シャルパンティエ Marc-Antoine Charpentier (1643 - 1704)
真夜中のミサ Messe de minuit H.9
主のご誕生の時の天使とユダヤの羊飼いたちの対話 Dialogus inter angelos et pastores Judeae in nativitatem Domini H.420
マニフィカト Magnificat H.78

チケット:一般 3,500円 学生 2,000円*(全自由席)
チケット取扱:
・ 電子チケットぴあ http://pia.jp/t 0570-02-9999 ・杉並公会堂 03-5347-4450
・東京文化会館チケットサービス 03-5815-5452 ・東京芸術劇場チケットサービス 03-5985-1707
・東京古典楽器センター 03-3952-5515 ・サンパウロ 03-3357-8642

主催:フォンス・フローリス 平成19年度文化庁芸術創造活動重点支援事業

■NEC古楽レクチャーコンサート オラトリオ事始め〜「メサイア」に至る道

2007年11月6日(火)午後2時/午後7時 日本女子大学成瀬記念講堂

講師:金澤正剛  演奏:古楽アンサンブル「コントラポント」
NECのメセナ活動“NEC EARLY MUSIC SERIES”の一環として行われてきた「NEC古楽レクチャーコンサート」。今回はバロック時代に発展した宗教音楽のジャンル「オラトリオ」を取り上げる。ヘンデルの「メサイア」が最も有名であるが、その先駆けである17世紀イタリアとフランスの作品を紹介。オラトリオというジャンルを芸術的に高めて確立した巨匠カリッシミの不朽の名曲「イェフテ」と、オラトリオがフランスへ展開した実例として、カリッシミの弟子であるシャルパンティエによる、クリスマスの美しく牧歌的な作品を演奏する。
講師は日本を代表する音楽学者の金澤正剛。誰にでもわかりやすい語り口は定評がある。古楽アンサンブル「コントラポント」は、基本的に各パート一人の編成、当時の演奏スタイルに基づいたソリスティックかつ緻密なアンサンブルで、作品本来の醍醐味を生き生きと伝える。

金澤正剛 Masakata Kanazawa
ハーヴァード大学大学院博士課程修了。音楽学専攻。国際音楽学会理事、日本オルガン研究会会長を務める。国際基督教大学名誉教授。著書「モンテ・カッシノ音楽写本第871号」(イザベル・ポープと共著)「古楽のすすめ」。監訳リーノ・ビヤンキ「パレストリーナ」同「オラトリオの起源と歴史」など多数。

古楽アンサンブル「コントラポント」Contraponto
ソプラノ   高山潤子 花井尚美   アルト  田中理恵子 横町あゆみ
テノール   及川豊  野村和貴   バス   浦野智行  春日保人
ヴァイオリン 小野萬里 丹沢広樹   ヴィオラ 上田美佐子
ヴィオローネ 西澤央子        ヴィオラ・ダ・ガンバ 安孫子みかほ
フルート、リコーダー   菊池香苗 国枝俊太郎
リュート   金子浩          オルガン 花井哲郎(リーダー)

ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ 3つのヴァイオリンのためのソナタ第16番
Giovanni Battista Fontana (1589?-1630?), Sonata 16 a 3 Violini
ジャコモ・カリッシミ「イェフテ」Giacomo Carissimi (1605-1674), Jephte
マルカントワーヌ・シャルパンティエ「主のご誕生の時の天使とユダヤの羊飼いたちの対話」
Marc-Antoine Charpentier (1643-1704), Dialogus inter angelos et pastores Iudeae in nativitatem Domini

チケット:一般 2,500円 学生1,000円(全自由席)
前売券取扱:
・電子チケットぴあ http://pia.jp/t 0570-02-9999 ・野上書店 03-3953-4831
・東京芸術劇場チケットサービス 03-5985-1707  ・東京古典楽器センター 03-3952-5515
・サンパウロ 03-3357-8642

主催:フォンス・フローリス 目白バ・ロック音楽祭実行委員会  共催:日本女子大学  協賛:NEC

■目白バ・ロック音楽祭2007『灼熱のラテン・バロック〜18世紀イエズス会宣教時代南米の宗教作品〜』

2007年6月24日(日)午後3時 立教大学・第一食堂

ソプラノ 鈴木美登里 花井尚美  アルト 横町あゆみ 北條加奈    テノール 及川豊 谷口洋介
ヴァイオリン 小野萬里 丹沢広樹 ヴィオラ・ダ・ガンバ 安孫子みかほ ヴィオローネ 西澤央子
ドゥルチアン 古橋潤一      ハープ 能登伊津子         ギター 金子浩
オルガン・チェンバロ 花井哲郎  指揮・ギター アドリアン・ファン・デル・スプール

17世紀クスコのビリャンシーコ
18世紀アルゼンチンの聖週間のレスポンソリウム
ドメニコ・ツィポリ Domenico Zipoli(1688-1726)原作によるチキートス語作品 ほか

主催:目白バ・ロック音楽祭

■第2回演奏会『ザビエルの時代に響いたスペインの宗教音楽とビリャンシーコ』

2006年11月24日(金)午後7時 女子パウロ会聖堂

本年は日本にキリスト教を伝道したフランシスコ・ザビエル(1506-1552)の生誕500年にあたります。これを記念して、本公演では、ルネサンス、バロック期のスペインと中南米で活躍した作曲家達による作品を演奏します。
ザビエル時代のイベリア半島では、高度な作曲技法を用いた宗教音楽が盛んに創作され演奏されていました。宗教的情熱の発露であるそれらの作品は、現代人にとっても深く感動的な芸術作品です。ミサ《ミル・ルグレ(千々の哀惜)》は、16世紀スペインを代表する作曲家のひとりモラーレスが、哀愁漂う美しいシャンソンをもとにして作った傑作です。このシャンソンは16世紀のヨーロッパで愛好されており、ザビエル滞在時の日本でも鳴り響いていたかもしれません。モラーレスより一世代若いゲレーロは、「マリアの歌い手」とも呼ばれ、聖母のためのすばらしいモテットを多数残しています。その中から特に美しい「起き、急ぎ来てください、愛するひとよ」を選び、演奏いたします。
「ビリャンシーコ」は当時のスペインで愛好されていた歌曲のジャンルです。宗教作品ではあっても、歌詞はカトリック圏に一般的なラテン語ではなくスペイン語です。これらの作品は、教会内での俗語の使用を禁じるスペイン国王の命令も無効となるほどの爆発的な人気を得ていました。また大航海時代の覇者であったスペインは、新大陸に進出してカトリックの信仰を広めました。現地でも多くの宗教音楽が作曲されていましたが、今回のプログラムにはグァテマラで活躍していた作曲家達のめずらしい作品も含まれています。
スペイン的情熱に満ちた多彩な宗教音楽の数々をどうかお楽しみください。

ソプラノ 鈴木美登里 花井尚美   テノール 及川豊 谷口洋介 野村和貴  バス 浦野智行 春日保人
ヴァイオリン 小野萬里 丹沢広樹  ヴィオローネ 西澤央子         リュート  金子浩
オルガン 花井哲郎(リーダー)

クリストバル・デ・モラーレス ミサ《ミル・ルグレ(千々の哀惜)》
Cristobal de Morales (1500頃-1553), Missa mille regrets
フランシスコ・ゲレーロ 「起き、急ぎ来てください、愛するひとよ」
Francisco Guerrero (1528-1599), Surge propera amica mea
セバスティアン・アギレーラ・デ・エレディア エンサラーダ
Sebastian Aguilera de Heredia (1565-1627), Ensalada
この他 フアン・バティスタ・ホセ・カバーリェス Juan Bautista Jose Cabanilles (1644-1712)、クレメンテ・イマーニャ Clemente Ymana (17.c)、マヌエル・ホセ・デ・キロス Manuel Jose de Quiros (?-1765)、ラファエル・アントニオ・カステリャーノス Rafael Antonio Castellanos (?-1791) らによる様々な編成の宗教的ビャンシーコ(スペイン語歌曲)

チケット:一般4,000円 学生2,000円 (全自由席・180席限定) *学生券は、学生証を提示のうえお求めください
前売取扱:
・東京文化会館チケットサービス 03-5815-5452  ・東京芸術劇場チケットサービス 03-5985-5515
・東京古典楽器センター 03-3952-5515  ・サンパウロ 03-3357-8642

主催:フォンス・フローリス、コントラポント  助成:グラシアン基金  後援:スペイン大使館

■目白バ・ロック音楽祭2006『イスラエルの泉〜ドイツ・バロックの巨匠たち』

2006年6月11日(日)立教大学・第一食堂

ソプラノ:鈴木美登里 花井尚美   テノール:及川 豊 谷口洋介 野村和貴  バス:春日保人
ヴァイオリン:小野萬里 丹沢広樹 ヴィオラ:上田美佐子  ヴィオローネ:西澤央子
コルネット:中村孝志 細川大介  トロンボーン:飯塚睦彦 竹宮千恵  ドゥルツィアーン:古橋潤一
リュート:金子 浩  オルガン、リーダー:花井哲郎

ヨハン・ヘルマン・シャイン Johann Hermann Schein
「来なさい、喜び歌おう」Venite exultemus 「涙をもて、種を蒔く者は」Die mit Tranen saeen
「私は沈黙し」Ich will schweigen 「聖人たちは」Ihr Heiligen
 カンツォーナ Canzona a 5 「誰を探しているのですか、マグダラのマリアよ」Quem quaeris, Magdalena
ザムエル・シャイト Samuel Scheidt
「マニフィカト」Magnificat
ハインリヒ・シュッツ Heinrich Schuez
「良きイエス、父の御言葉」Bone Jesu, verbum Patris
「主に向かって新しき歌を歌え」Singet dem Herrn ein neues Lied

主催:目白バ・ロック音楽祭

■NEC古楽レクチャーコンサート『西洋音楽との出会い〜日本における洋楽譜出版400年を記念して』

2005年11月7日(火)午後2時/午後7時 聖アンセルモ・カトリック目黒教会

明治以前にも、日本と西洋が深く交流していた時代がありました。南蛮貿易が栄え、多くのカトリック宣教師が来日して活躍していた400年以上前の戦国時代のことです。なかでもキリシタン大名によって、4名の若者がヨーロッパへ派遣された天正の遣欧使節(1582-1590)は、そのクライマックスといえます。彼らは日本へ最初の活版印刷機を持ち込み、この機械から何冊もの印刷物が出版されました。そして、今からちょうど400年前の1605年、カトリックの典礼書「さからめんた提要」が長崎で出版されています。この中には、日本で最初に印刷された楽譜が含まれています。日本と西欧音楽の出会いについて振り返ることを意図した、このレクチャーコンサートでは、皆川達夫先生に時代背景と音楽を解説していただきながら、当時の演奏スタイルを追及する古楽アンサンブル「コントラポント」が、16世紀から17世紀初頭の宗教曲を「さからめんた」に含まれるグレゴリオ聖歌とともに演奏していきます。

皆川達夫 Tatsuo Minagawa
1927年東京生まれ。東京大学文学部卒業後、欧米留学。1968年立教大学教授。1993年同大学定年退職。現在、立教大学名誉教授。全日本合唱センター名誉館長。中世音楽合唱団主宰。立教大学グリークラブ名誉部長。著書に『バロック音楽』、『中世・ルネサンスの音楽』、『オラショ紀行』ほか。NHKラジオAM第1「音楽の泉」(日曜朝)解説担当。1978年イタリア政府よりカヴァリエーレ勲章を授けられる。2003年論文「洋楽渡来考」
(2004年日本キリスト教団出版局より刊行)によって明治学院大学より芸術学博士号を授与される。

古楽アンサンブル「コントラポント」
ソプラノ 鈴木美登里 花井尚美  テノール 及川豊 谷口洋介 野村和貴  バス 浦野智行 春日保人
ヴァイオリン、ヴィオラ 小野萬里 丹沢広樹  ヴィオローネ 西澤央子
コルネット 中村孝志 細川大介  トロンボーン 飯塚睦彦 巻島俊明 ドゥルツィアーン 江崎浩司
オルガン、リーダー 花井哲郎

ジョヴァンニ・ガブリエリ 「主に喜び歌え」G. Gabrieli, Jubilate(1556-1612) Deo a 10
アレッサンドロ・グランディ 「ああ、何とつらいことか」Alessandro Grandi(1575/80頃 - 1630), "Heu mihi"
クラウディオ・モンテヴェルディ「その人は幸い」第1番 Claudio Monteverdi (1567 - 1643), Beatus vir primo
クラウディオ・モンテヴェルディ「めでたし元后」C. Monteverdi, Salve Regina
クラウディオ・モンテヴェルディ「グロリア」C. Monteverdi, Gloria a7
「さからめんた提要」収録のグレゴリオ聖歌 ほか

企画・構成:NEC、フォンス・フローリス

■デビュー・コンサート『変容するサンマルコ〜ヴェネツィア宗教音楽の黄金時代』

2005年6月2日(木)午後7時 日本聖公会聖パウロ教会

このデビュー演奏会では、ヴェネツィアで活躍した、宗教音楽黄金時代の音楽家たちの作品をお聴き頂きます。フランドルのポリフォニーを受け継いだヴィラールトやデ・ローレに始まり、多重合唱の様式を発展させたガブリエリ、ソリスティックなモテットの分野を開拓したグランディ、そして初期バロックの最高峰モンテヴェルディと、壮麗なサン・マルコ寺院で鳴り響いた音楽が時代によって変化していく様子をお楽しみください。

ソプラノ   鈴木美登里 花井尚美  テノール 及川豊 谷口洋介 野村和貴
バス     浦野智行  春日保人
ヴァイオリン 小野萬里  丹沢広樹  ヴィオローネ 西澤央子
ヴィオラ・ダ・ガンバ   櫻井茂 武澤秀平 橋爪香織
オルガン   花井哲郎(リーダー)

アドリアン・ヴィラールト 「あなたは祝された方」Adrian Willaert (1490頃-1562), Benedicta es a 7
チプリアーノ・デ・ローレ 「めでたし、天の元后」Cipriano de Rore (1516-1565以前), Ave regina caelorum a 7
アンドレア・ガブリエリ 「神に喜び歌え」Andrea Gabrieli (1510-1586), Jubilate Deo a 8
ジョヴァンニ・ガブリエリ 聖母マリアの連梼 Giovanni Gabrieli (1556-1612), Litaniae B. M. V. a 8
アレッサンドロ・グランディ 「ああ、何とつらいことか」Alessandro Grandi (1575/80頃-1630), Heu mihi
クラウディオ・モンテヴェルディ「グロリア」Claudio Monteverdi (1567-1643), Gloria a 7
ほか

チケット:前売 一般 4,000円/ペア 7,000円 当日 一般 4,500円 学生 2,500円  全自由席
前売取扱
・ 東京古典楽器センター 03-3952-5515 ・東京文化会館チケットサービス 03-5815-5452
・ サンパウロ 03-3357-8642

主催:フォンス・フローリス